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【ゲーム感想文】『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』~影の地日記~


評価:★★★★★

先日、PS5版『ERDEN RING』の大型DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』をクリアーしました。
いつもはゲームをクリアーするとレビュー形式の感想文を書いていますが、『ELDEN RING』がゲームとしてどう面白くて、どれだけ完成度が高いのかなんて、わざわざ言及するまでもないので、今回は紀行文形式で『SHADOW OF THE ERDTREE』のプレイを振り返ってみようと思います。
ちなみにゲームとしての評価は言うまでもなく、本編同様に傑作の5点満点でした。と言うかDLCのボリュームじゃないよねこれ? ほぼ『ELDEN RING1.5』じゃん!



始まり・墓地平原

モーグウィン王朝から影の地に飛んで、最初に訪れるのがこの墓地平原。
広い平原に無数に建ち並ぶ墓石と枯れて捻じれた樹木、近くで見ると割とキモい霊体チンアナゴ(っぽいやつ)、動きが嫌らしい鳥型エネミー、ボスかと思ったら第一村人だった呪剣士(ボス並に強かった)と、影の地のウィッカーマンこと焼炉のゴーレムの砲撃などなど……しばらく狭間の地から離れていた自分に降りかかるフロム流洗礼の数々。

その最たる存在が、西の無名霊廟の孤牢の騎士。
その火力の高さと中~遠距離の攻撃手段の豊富さで油断していたプレイヤーを返り討ちにした難敵で、もちろん自分も五回挑んで四回殺られました。
しかし攻撃が直線主体なので防御と回避の使い分け、ダッシュでの弾幕回避など、ボス戦の基本をおさらいすることのできる良ボスでしたね。
これよこれ、この達成感こそフロムゲーの醍醐味よ!

ちなみに彼から手に入る装備一式は重量こそ大きいが防具としての性能は優秀で、見た目も絵に描いた様な重騎士なので最後まで重宝しました。


神獣獅子舞~エンシスの城砦


次に進んだ塔の街ベルラートにて、ムービー付きで登場したDLCからの新ボス神獣獅子舞に挑戦。PVの時から獅子舞っぽいと思っていたら、まさか名前も仕組みも獅子舞そのものだとは思わなかったYO!
なお攻撃範囲は広いわ、動きが速いわ、なぞのめくりで体力をゴリゴリ削られるので早くも遺灰を解禁する羽目になったよチクショウ!(逆恨み)

続いてエンシスの城塞で双月の騎士レラーナに挑戦。獅子舞戦にて心が折れたので、遺灰を使ってサクッと倒しました。
ちなみにレラーナの追憶から貰える武器はカッコ良くて使ってみたかったけれど、ステータスも性能もガチ盾信仰戦士とは相性が悪かったのが残念。


カバ襲来・影の城

いきなり遺灰を解禁してしまい、このままではダメになると思ったので、続く影の城での黄金カバ戦はソロで挑むことに。
ここでいつものフロムゲーらしく二桁以上死にましたが、ボスの挙動に目を慣らし、対策を立てて試行錯誤の末に達成する面白さを堪能できました。
そういう意味では割と良ボスでしたね。

そしてストーリーの山場となるメスメル戦。
遺灰? もちろん使いましたよ。達成感? 試行錯誤する楽しさ? 要は勝てば良いのだ勝てばなぁ!(誉れは浜で死にました
ちなみに彼のムービーや戦利品に追憶を読んでいると、まさかの本編との繋がりに驚かされましたね。


影の城・続き

ちなみにメスメル戦後には、使えると話題になった刺突盾を回収。
後述する宿将ガイウス戦にて使ってみましたが、確かに使えるけれど自分のプレイスタイルとは少し違うなぁ……と言う事で、結局はお蔵入りに。

そして宿将ガイウス戦。死んだ誉れを蘇らせるためにソロで挑むこと3時間……その結果、遺灰君と俺の前に敵はいないんじゃあ!(誉れは?
ちなみにこの時から火の騎士の大剣をメイン武器に変更。ちなみにその前は冒涜の聖剣がメインでした。ステータス的には強かったけれど戦技が変えられないのがネックだったので。

各地の探索と新ボス戦あれこれ


奈落の森とかいう出張ヤーナムを泣きながら超えたあと、狂い火の王ミドラーに挑戦。
遺灰を使ってタコ殴りにしました。以上。

まさかの相討ちで終わった古老イオリ戦。
ソロで挑みましたが分身をバンバン出すので、ブラッドボーンの某ボスを思い出す忙しい立ち回りに。

何だか印象の薄かった指の母メーテール戦。遺灰は使った…かな?
つか結局のところ「指」って何? 何で指なの? 

デカいヒマワリがものすごい勢いで襲ってくるという、獅子舞級にフロムの正気を疑ったボス「影樹の化身」。
強さはさほどでもなかったけれど、まさかの三連戦に「いい加減にしろよ」と最後だけ遺灰を使いました。まぁ使わなくても勝てそうだったけれど。


そして本作最高峰のクソボスofクソボス「暴竜ベール」。
デカいうえに広いフィールドを飛び回るのでカメラが暴れ回るわ、二段階目になると空中からビームにミサイルに体当たりと、こちらは攻撃できずに相手の攻撃を一方的に受け続けなければならないと言う、フロムボスの悪いところを煮詰めたような存在。
遺灰と助っ人を使うのにも心理的葛藤がゼロどころかマイナス(みんなでボコってやるからな! という熱い想い)のボスでした、もう二度と戦いたくねぇよ!

あと誰ですか、獅子舞の再戦時にバジリスクを追加するとか考えたの。
鬼! 悪魔! フロムソフトウェア! サソリ川の地下墓考えた人ともどもタンスの角に小指ぶつけてください!


旅の終わり~ミケラちゃんくんは何がしたかったのか~

詳細は伏せますがラスボスは噂に違わぬ強さだったので、強靭優先の重装と指紋盾でガチガチに固めてソードランスで盾チクすると言う、誉れも何もかも捨てたスタイルで何とか撃破しました。もちろん遺灰も使った。
ハチャメチャに強い上に即死攻撃まで使ってくると言う鬼畜っぷりですが、対策は立てやすく戦闘時も緩急付けられるので、割と楽しいボス戦ではありましたね。あと人選にも納得。

しかし分からないのが、本作の物語の柱でもある神人ミケラくんちゃんの目的。やってる事はラニ様やメリナと同じなのは何となく分かるのですが、影の地に赴いた理由とかモーグやマレニアへの仕打ちがよく分からないんですよね。
まぁ性質がロクでもないのはあの血族全員に共通しているので、今更と言うか…いえラニ様何でもありませんよ?


充実した探索と成長と激闘。最高のアフターパーティー

そんな訳でたっぷり楽しんだ影の地での冒険。
時間の関係で本編ほどの試行錯誤や達成感を獲得する事は叶わなかったのですが、追加コンテンツの一言では片付けられないほどの大ボリュームが生み出す探索と自身の成長、そして手強い敵との激闘(半分以上遺灰頼りとか言わない)は本当に楽しかったですね。

マップの広さに比べてダンジョンやボスの配置などの密度が本編より薄めだったり、一部のボスの性能に不満を抱く事もありましたが、本編にはないロケーション豊かなフィールドや、豊富な種類の新武器が開拓するアクションや収集の楽しさがそれらの不満を上回りました。
何十時間もかけてラスボスを倒した後も、まだ新しい土地や試した事のない武器や技を探してみたい、遺灰頼りだったボスとも再戦してみたい。
そんな風に思えるほど楽しい時間を過ごせた、最高のDLCでした。


……で、次は『Bloodborne2』ですよね?
フロムソフトウェアさん?(澄んだ濁りの無い目で


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