A#5 アメリカで仕事探し初めて3ヶ月後の結果報告:敗戦
もう前職の仕事をしなくなってからはや四半期が経ち、外は春の木花が芽吹いており、日本ではお花見を楽しだ方も多いのではないでしょうか。アメリカでもこの近くに桜がきれいなところがあるため、家族で今週末お花見に行ってきました。
前回の解雇されてから9週間後の記事はこちらです。
最後のKPI更新
更新されたKPIです。もう従業員として求職することはやめましたので、今回のアメリカで仕事探しシリーズ最後の更新となります。
候補ポジション数:185 (+6)
内、応募済みのポジション:125 (+7)
内、結果の出ていないポジション:10 (-27)
内、面接を1回以上頂いたポジション:27 (+7)
不採用確定・応募断念したポジション:175 (+33)
オファー:1 (0)
自分の就活に協力してくれている人:101人
協業しているヘッドハンターの数:29人
4月15日現在
今回の解雇後のアメリカ就活からの学び
ここ1ヶ月でも知り合いのつてで新たな面接につながったりした反面、普通のWarm introduction(人つて)のない、普通にLinkedInなどに掲載しているポジションは100%面接に繋がらない、という結果でした。これがこの3ヶ月で学んだ一番大きなことかと思います。それは、
アメリカで就職するには、原則永住権 (グリーンカード)か市民権がないと人権そのものが存在しない、土台にも乗れない状態である
という事実です。それなりに経験が募集要項にマッチしていても、他のアメリカ人の求職者の話を聞いているとオファーまではたどり着かなくても面接まではつながっています。面接にも繋がらないということは昨今人間が履歴書・レジュメをスクリーニングしておらず自動化されており、面倒なビザスポンサーが絡みそうな候補者は相手にしないという仮説が確認できたのではないかと思います。なんせ、人とのコネがない場合はほぼ100%面接にも繋がらないわけです。
そもそも、昨今のアメリカの労働市場は経済的に盤石であるという報道がありますが、特にホワイトカラーの求職者には当てはまらない状況のようです。近所でも同年代でレイオフされたパパ友もいましたし、下記のYouTube動画では、とあるZ世代の求職者が1,600件の応募を下にもかかわらずオファーはコストコで携帯電話の販売員をする仕事たった1オファーしか得られなかったようです。現在アメリカの求人市場は事実上かなり冷え込んでおり、不況最中と言えそうです。
頼みの綱であった、昔の先輩にスポンサーして貰う予定だったH-1Bという抽選方式の専門職ビザも落選しました。その会社では12人応募し3人が当選したので、2025年度のH-1B lotteryは去年の16%よりはましであるものの、例年の33%には届かなかったようです。
ですので、今回は2022年9月に家族でアメリカに来て恐らく来月でアメリカの居住生活は一度終止符を打つことになり、日本に帰国することになります。
このnoteは本来は「こうすれば日本にいても、USでのビザがなくてもこうすればビザスポンサーを勝ち取ってアメリカで生活できる」という希望を提供する予定でしたが、全くその逆で、それは不可能に近いという結論となりとてもさみしい結果となりました。これまでフォローしてくれた方には希望を提供できず大変申し訳無いです。
今回ほかにこの道中で得た多くの知識があるため、少し小出ししながら定期的にアメリカでの就職について情報提供していこうと思います。
今後の方針
日系企業でまだ話を続けている会社と着地に至るか模索(ごくわずか)。
日本に帰国後、自分の会社を起業する道をより深く考え、投資家としてアメリカで受け入れてもらえるかフィージビリティを確認する。
もしこのnoteを読んでも我ぞは!とトライされたり、ビザ取得に成功された方からは是非お話をお聞きしたいので、ご連絡お待ちしております!
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