読書感想文 ウズタマ

12月から始めた読書メーターなるものにさくっと感想をかいておわらせるだけになってしまった 私の読書をよみがえらせるべく、再びnoteに読書感想を綴ろうと思う。

今回読んだのは 額賀 澪 のウズタマ

帯には読書メーターof the year 、暖かな希望が灯る家族小説とかかれており、一人暮らしで家族の温かさに飢えている私は裏表紙のあらすじを読むことさえせず、迷わず手に取り購入した。

読んでみると、あれ?え?帯と表紙だけ好感されてる???え???という序章。なんやこれ。と表紙をはがして確認した。間違いはない。開いてすぐ誰かの手によって殺人が起こるのだ。無理もない。読み終えた今でも、このはじまりある?wと思う。ゆえに引き込まれるわけだが。

主人公の周作、彼女の詩織、詩織の娘、周作の父、みーちゃんによってつくりあげられる、あたたかい家族小説

あらすじをかいつまむと、結婚を控えた周作は、父から自分名義の通帳を手渡され、誰のものかもわからないまま父は倒れてしまう。通帳の謎を解くために父と周作がこれまで触れてこなかった過去を探る。自分の記憶にないころの過去を探しあたりでてきた人物とは・・・

といったかんじ。気になる方は調べてみてください(書けよw

血は水より濃いなどというが、いったそうだろうか?家族というのは結局、相手を思いやる気持ちの延長線上にあるのではないだろうか、そんなことを考えちゃいました

愛情の形にはいろいろあるなぁと、しんみりした。周作の成長はもちろん、全員の人の好さがにじみ出ていて、終始いい作品だった。

父と二人暮らしの記憶しかない周作がぼんやりと思い出す、ごはん。そして思い出せないそのそばにいる人。。。

それはたしかに、どんな形であれ、家族の物語なのである。

ちょっと、周作、愛されすぎじゃない?と、嫉妬を覚えるまである。嘘だけど。なにより、ハッピーエンドの話ってのはいいね


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