ちゃん

読書感想文noteです

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最近の記事

読書感想文 ウズタマ

12月から始めた読書メーターなるものにさくっと感想をかいておわらせるだけになってしまった 私の読書をよみがえらせるべく、再びnoteに読書感想を綴ろうと思う。 今回読んだのは 額賀 澪 のウズタマ 帯には読書メーターof the year 、暖かな希望が灯る家族小説とかかれており、一人暮らしで家族の温かさに飢えている私は裏表紙のあらすじを読むことさえせず、迷わず手に取り購入した。 読んでみると、あれ?え?帯と表紙だけ好感されてる???え???という序章。なんやこれ。と表

    • 東京タワーが消えるまで 読書感想文

      読みやすい。固い本を読んでいるというよりは、ドラマの台詞と語り部を全部文字に書き起こしたような本。 情景がありありとあたまに浮かぶし、たのしい。 原石となるバンドを見つけ、大手レコード会社を退職し、自ら事務所を立ち上げた主人公すみれ。 そのバンドを売れるバンドにすべく日々駆け回っている。 そんなすみれに事件が…?! みたいな、そんな本。ベネッセの恋も勉強も充実💕みたいな感じ?、でもそんなやすっちいかんじではなく、ただただきもちよくかけぬけていったね このみかこのみでない

      • きみと暮らせば 読書感想文

        こんなに読んでいて幸せになる本ある? 一言で表すなら、これにつきる。 途中まで最近話題のバトンは渡されたみたいな雰囲気とテンポだなぁとおもっていたけど、緩やかさと心の温まりどでいえば同じで、でも同じじゃなくてすごいよかった 父の再婚で血の繋がってない兄妹になった兄とユカリの2人の話。再婚し、何年かたち父と母は事故で他界。好奇の目に晒されながらも二人で生活していく。 本当にのほほんとしたストーリーで、気づけばページをめくっている。 個人的な話をすると、小説や漫画なんかは登

        • 笹の船で海をわたる 角田光代

          こんなに主人公に腹が立つ小説、ある?あるか? というくらい共感できず、何を伝えたいかも理解できず、 自分の国語力に萎える本は久しぶりに出会ったかもしれない、、 主人公である左織の人生を読んでいるようだった 幼少期の疎開先で共に生活したという、左織と風美子 大人になってから「偶然」の出会いを果たし、風美子に翻弄されていると思いながら進んでいく左織の人生。 頑固で柔軟性のない左織と、時代錯誤だと左織に声をかけつつ自由に生きる富美子は対極のように感じられる。 そこがまたいいのだ

        読書感想文 ウズタマ

          リボルバー 原田マハ

          原田マハのほん、すきなんです。 高校生のときにかった一冊を読んだときはん?ってなったけど、大人になってからはまった作家さん 試験期間ともろに被ってたので5月に出た新刊は、買ったまま本棚に眠らせていたんだけどようやく読めた~ たゆえども沈まずをよんで期待して読んだんだけど、しっかり期待に応える一冊。 最終章辺りにやけがとまんなかった やっぱり読んだ感想としては、この人は研究者なんだなぁという印象。史実を元にお話を作るのって0からよりうんと難しい気がするんだけど、まあかいて

          リボルバー 原田マハ

          読書感想文

          国家試験を終え、再び読書感想文を書く日々が始まった 一冊目はこちら「されど、われらが日々」 まだ学生運動が活発な時代、「H全集という本を手に取った」という出来事を皮切りに、どんどん話が進んでいく。 主人公は東大卒の男、なんで男とかいたかというと、シンプルに名前をわすれたから 今朝読み終えた本の主人公を忘れるなんてどうかしてると思う、が、人の名前を覚えられないのでこの話は割愛させていただく 手紙や体験などを中心に話が進んでいくので、固定された視点で読みやすく想像し易い。

          読書感想文

          49日の法要を終えて

          やっとこさ49日の法要を終えて、帰路についてる。 疲れた。あっという間の49日だった。 朝、会社で母から「おとうさん、しんじゃった」って電話を受けてから、もう49日たったらしい。時間と言うものは早くて、もう一日のなかで父のことを考える時間も以前より減ったなと思う。 まさか自分が自殺者遺族になるとは思わなかった 今回のことで深く感じたのは、家族といえども血を分けただけの他人であるということ。家族だからなんでもわかるだなんて傲ってはいけない 毎日を生きてると、ふとした瞬間に

          49日の法要を終えて

          鴨とアヒルとロッカー 伊坂幸太郎

          グラスホッパーおもしろかったぁ! ってインスタのストーリーにかいたら、 これいいよっておすすめされたの 鴨とアヒルとロッカー 読んで一言言いたい。 「続きは?!そこで?!いいの?!おわらせて?!?!!」 伊坂幸太郎先生、あの、ほんとに… ひとを虜にするのうますぎん?!?! ていうかまんまと引っ掛かったよ みんなもひっかかった? ほんでさ、 爽快で、軽快で、読みたくなるというのは この人の特徴なんだろうか 他人と他人が交わっていくはなしって どこに繋がりがあるんだろう

          鴨とアヒルとロッカー 伊坂幸太郎

          いつかの岸辺に跳ねていく 加納朋子

          今年ラストの読書感想文とおもわれる。 久しぶりに、心あたたまる、人の心にふれあえる、そんな本に出会ったかもしれない。 衝撃のラスト!とはならないし、予想できた結末ではあるが、それを読んだときの心の暖まり度合いといえばもうね、そんなかんじ。 幼馴染みの二人を描いたはなしなんだけど、 そんな簡単な物語でもなく かといって現実味があるわけでもなく でもそれでいてなんか現実味があってそわそわしてしまう。 徹子ちゃん、なんて堅い響きの名前、わたしの友達にはいないけど 苦しんでる

          いつかの岸辺に跳ねていく 加納朋子

          グラスホッパー 伊坂幸太郎

          いやいや、ついにわたしも伊坂幸太郎デビューですよ。 不思議とすいすい読み進められてしまう そんな本 ミステリーなのになんだか肩入れしたくなってしまう、 くやしい、、、、 作者の思う壺、、、、 10年前の作品だなんて 小、中学生の頃のわたし、もっといろんな本読んで~! と、叫びたい 鈴木、蝉、鯨の3視点で話が進んでいく いつこのひとたちの線が交わるのだろうかとおもうと それだけでそわそわして昼休みぶっ通しで読んだ 交わって理解したときにはもう 話が次に進んでいて、つねに

          グラスホッパー 伊坂幸太郎

          運転者 喜多川泰

          いや、わたしは人生を変える一冊と出会ってしまったかもしれない 喜多川泰、天才…? 二日で読みきっちゃったよ… いろんなところに線引いちゃったよ… みんなもさ、「なんでわたしだけ?」「なんでこんな不幸な目に」「あいつが運がいいから」って思ったりするじゃんね そんな人に読んでほしい一冊、 いつのまにか作者のつくりこんだ「運転手」の話を聞き込んでしまったのは、主人公ではなくて、わたしだったのかもしれない 「本当のプラス思考っていうのは、人生でどんなことが起きても、起こっても

          運転者 喜多川泰

          南の子供が夜いくところ を読んで

          いやぁまいった。恒川光太郎、なぜにこんな魅惑的な文をかけるのか レビューをのせているサイトでは「らしくない」だの、「読むのに時間がかかった」「さっぱりしない」といったような口コミが見られたが んなことはない。 ある女性を軸に、その人にかかわるひとたちの短編集なんだけど つながってないようでつながっていて、それでいて つながってるようでつながってない。 普段読んでいた恒川光太郎作品はほんとにこのひとの文章ったら、、、 えっちなんだから!って感じだったんだけど 今回はあれ?

          南の子供が夜いくところ を読んで

          読書感想文 たゆえども沈まず

          原田マハ、二冊目。読破。 もうただ教養のあるかたなんやなぁ、としみじみ。 教養と言うか知識が深いと言うか、 自分の知識である点を線に結んでいって そこから小説をかけてしまう「力」すごい。 解説のひとが 「いいなぁ話が作れて!」と後書きにかいているけれど まったくその通り。 自分が持ち得てる知識でかける?かけなくない?🤣🤣 それで、よんでると ゴッホってそんなひととなりだったんだ しらなかった ってすんげえおもった。 絵のバックグラウンドを知ると 絵に関しての見方も少し

          読書感想文 たゆえども沈まず

          読書感想文 さいはての彼女 原田マハ

          原田マハの、さいはての彼女を読んだ ただの短編小説集だとおもって、なめてた。 爽やかな、凪ちゃんの風が今もわたしのまわりにふいてる。 短編が4つ どれもいいはなしだった ちなみに、ぜんぶ、旅にまつわるはなし でもやっぱりタイトルになってる「サイハテ」の「彼女」 凪ちゃんのおはなしが忘れられないかな!! ハーレーのりのなぎちゃんが風を止めたくないのって かぜかんむりだけをバイクにかいてるの、素敵じゃない? あんな素敵な女の子になりたい いつも本を読むたびに自分のなりたい

          読書感想文 さいはての彼女 原田マハ

          読書感想文

          読み終えて、「えっ、、結末これなの!」と鳥肌がたった。 きょうの敵は明日の友だよ、そんな冒頭だったっけか? ベルリンの壁がある頃に日本からDDR(東ドイツ)に留学したシュウジ・マヤマの話 ピアノのおとを純化させるために留学に来た彼の身に起こった出来事とは?って内容なんだけど。 戦うものがある状況ってのは自分のしたいこと、役目をいやでもみつける環境なのかもしれないね、 変わりゆく世の中で自分を見失わないっていうのは難しい ピアノと、友人と、時代と。目まぐるしく変わっていく

          読書感想文

          読書感想文3

          天地に燦たり いやぁおもしろかった、(毎度言う) 韓国と島津と琉球のひとの話、 時代はせ、せんごく??? 点と点が線になっていって、それが集まって太い線になって、、 難しい漢字や儒学の話はおいといてどんどん読んでいける話。 礼は人と禽獣をわかつものである、 らしい なるほど、礼を欠いたらわたしたちは禽獣とかわらないのか ってか人間と動物、なにが違うのかを科学でない学問の観点から説いていくの、すんげぇクールじゃない? っていう感動をしました😋😋(笑) それでさ、読み

          読書感想文3