笹の船で海をわたる 角田光代
こんなに主人公に腹が立つ小説、ある?あるか?
というくらい共感できず、何を伝えたいかも理解できず、
自分の国語力に萎える本は久しぶりに出会ったかもしれない、、
主人公である左織の人生を読んでいるようだった
幼少期の疎開先で共に生活したという、左織と風美子
大人になってから「偶然」の出会いを果たし、風美子に翻弄されていると思いながら進んでいく左織の人生。
頑固で柔軟性のない左織と、時代錯誤だと左織に声をかけつつ自由に生きる富美子は対極のように感じられる。
そこがまたいいのだ