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“天国への階段” でスパルタリハビリ
“天国への階段って上手く名前付けたものだ 転げ落ちたら...天国へ”
宿主は呟く...
朝目覚めれて....
昨夜は 良く食べ 良く呑んだ
今日の為に
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スパルタリハビリが始まる...らしい
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宿主は ほぼ毎日毎日 隣の隣町まで
通う激坂
“天国への階段”への御招きである
そこは 招かれなければ辿り着かない
場所にあった
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20階建のビルくらいの高さ
城の階段のように 歩みを止める
絶妙な階段幅
早朝 海兵隊員達がトレーニングしていると....
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“軽く10本 脚止まるまで”と 話す
アスリートなおねーさん
ただ....
話される内容が 常人の域を遥かに
超えている。
有名なスーパースーパーアスリートであった。
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宿主も登り始める....
スパルタリハビリの始まりである
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一歩一歩
歩きながら 頭の中は こんな景色を
思い出していた
主治医が呆れるくらい 階段登りしてたなって....
寝たきりで歩く事が出来なかったのだから...
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気がつくと 登り切っていた。
ビーチサンダルで
飛ぶかの様に階段を駆け上がっていた
宿主の相方さん
“仙人”だな...
色々な話をする
その間も
スーパーアスリートは なん往復もしている
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階段を 転ばぬように降り
もう一本
流石に 二本目からは 脚に来る
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登り終えると 仙人さまが 諭してくれる
“初めて来て 2本登った人は ほぼ居ないから ここで 休んでなさい”と....
頭の中は 調子に乗って もう一本くらいに 思っていたから....
(二日後 久々の筋肉痛で....)
宿主は ほぼ毎日毎日 四往復
あっという間に 10本を終えた
スーパーアスリートいや
仙人女子は語る 語る
“15キロの子供背負って ここ登るんです”
“懐中電灯🔦片手に”
“暗がりは ハブ🐍居るよ”
“居たから 跨いで”
“.......”
やっぱり ここは 仙人界だな....って
仙人達の会話は 終わらない....
日常と非日常の狭間に
仙人達は居る
ギランバレーに恋をして
三年寝太郎
南の島でスパルタリハビリ