竜宮城に　招かれて　

浦島太郎は　竜宮城へ
招かれて

仙人界　田園界は　経て　今は浦島太郎
考えてみたら　
竜宮城へは　招かれて無い
(三途の川で魚釣りしたけど….)

“大丈夫ですよ　ギランバレーには
スペシャルなチケットがついてますから
お迎えに　あがります”
って

指定場所に　出向いてみると
猫バス🚌ならぬ　“デッカいバス”
“貸し切りです…….”
(良いのかなー　って)

いつもは　地面這ってるけど
デッカいバス🚌は　視界が違う

田園界も　春を待っている。
一時間ほど　景色を眺め
宴の場へ

海の底だと　思っていたけど　違う

細やかですがと......
気がつくと　二時間ほど　
朱に染まり
お迎えが　参りましたと.....
次は　甚平鮫🦈がやって来た。
何処に連れて行かれるのか？..,.,

気がつくと　宇宙船の中に居る
海の底では　無くて　宇宙空間で？
まあ　
龍宮の宴は　なんだか　凄いな

しばらくすると　現れたるは
スリムな金剛力士を両脇に
そして　ちょっぴり痛いたしい弁財天を
従えた　弥勒菩薩さま

弥勒菩薩は　まるで我が部屋からやって来たような　薔薇の着物を纏っている

弥勒菩薩は　呟く
“席は立たないで
歌わないで
静かに聴いてね”と

ギランバレーの　身体を気遣ってか….

弥勒菩薩は　歌う　話す
弁財天も　痛めた手で琵琶を弾き　語る
”こんな事が起こるなんて　思って無かった
でも　今　出来る事を　精一杯やります“と

まるで　仙人界　田園界の私の心境を
代わりに語ってくれる。

弥勒菩薩が　歌い舞う
まるで　薔薇が🌹　舞うかのように

赤鬼👹は琵琶を奏でる

その景色を眺めながら
ずっとずっと　泣いていた。

長くて短い　深くて遠い
宇宙船の中は　色々な景色を魅せてくれた。
派手やかで無く　騒がしくなく
そして　寂しくは無く

魂って　共鳴するんだな

弥勒菩薩は　泣いていた。

その姿に　また　泣けてきた。

宇宙船を降りると
大きな海亀🐢が待っていた。
お待ちして　おりました。
猫バス🚌も　銀河鉄道🚂も
今宵は　嫌だったから

“音も無く　進む海亀 
今宵は　愉しめましたかと”

“竜宮城で　弥勒菩薩が
薔薇の花が舞うように　歌い舞っていたよ””

と話すと
にっこり微笑んだ

“良いご縁を　ありがとう”って
海亀は手を振っていた。

竜宮城に招かれて
宇宙船で　舞った夜に

ギランバレー
宇宙船　竜宮城にて