甘露煮職人 浮世雲
甘露煮職人である。
鮎漁で獲った鮎達
美味しく骨まで 美味しく食べる
幼少期 城下町にいつも居た
カブに乗って魚屋が売りにくる
そう 琵琶湖の魚達
その中で お気に入り 稚鮎
それを 上手く炊いてくれ
おやつ代わりに食べていた。
鮎漁師になって 獲れる時は 獲れる
自然な流れで 甘露煮を炊く
30年近く炊いている。
拘りまくるから 炊いた鮎は美味しい
毎年 毎年 味わいが 変わる。
ここ数年 やっと 安定して
美味しい
鮎の甘露煮が 炊けるように
なってきた。
今年は
飯台の上 大鉢には鮎の甘露煮がある
炊いて 贈ったり お招きの手土産に
持っていく
落鮎の時期になり
大鮎や子持ち鮎を炊いている。
大鉢の甘露煮が少なくなると
炊いている
家の中は 佃煮屋みたいに 醤油と生姜の香が 漂う
毎日毎日 飽きもせず 川に出かけては
鮎を獲る
師匠の鮎漁師に呆れられるくらい
“鮎には 何度も 何度も 助けて
もらっているから”
漁場に 居るといつも思う
今朝も 目覚めて 焚き上がったばかりの 子持ち大鮎を 食べてみた
“美味いやん”
甘露煮職人は 自画自賛する。
身体のウォーミングアップも終わった。
気温17℃ 風は強い
ウエットスーツに着替えて 漁場へ
で向こう
今は これしか出来ないから…
平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲
甘露煮職人
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