なぜ「おなか」なのか

おなかはとても面白い場所です。

肋骨から腰骨までのエリアで

内側を背骨の横を通ってまっすぐ後ろにいくと

反対側に出て「腰」という名前に変わります。

「要」という字が当てられるくらい重要な場所

その腰の前面に内臓が重なり、ふくらんだ場所

それがおなかです。

「腹」の「复」には諸説あるようですが

「重なる」「ふくらむ」「元の位置に戻る」

などの意味があるようです。

それこそジャバラのように

複雑に美しく連なった内臓のあるおなかは

たべたもの、のんだもの、すったものに

あれしたりこれしたり

すったもんだ働きかけて

消化吸収排泄のプロセスを担っています。

また、おへそは

「エネルギーの玄関」とされています。

悪い気を出し、良い気を取り込む。

エネルギー循環の主要駅でもあるおなかは

栄養、エネルギー両方の

消化吸収排泄を行いながら

體(からだ)を本来の状態に保つ

元の位置に戻す役割を果たしています。

これだけでも

おなかがとても大事な場所だと

五臓六腑に染み渡るようですが

さらにもうひとつ

おなかは重要な役割を担っています。

それは「貯蔵庫」という仕事です。

コロンハイドロセラピー

そして、チネイザンで

デトックス、リセットしようと働きかけるのは

知らず知らずのうちにおなかに溜めてきた

「老廃物」や「パラサイト」

そして、「感情」です。

動物や植物などの

他の地球の同居人と同じように

人間は感情というものを抱きます。

ちゃんと向き合わずに置き去りにした感情は

消えず、おなかに溜まっていき

内臓に影響を及ぼします。

緊張して腹痛になるというひとがいますね。

「腸が煮えくり返る」

「腹を割って話す」

「腹黒い」

などの表現が示すように、日本でも

心や感情とおなか、内臓は

古くから密接な関係にあると見られてきました。

おなかと心、内臓と感情は

相互に働きかけるため

體に合わない食生活や労働

睡眠、ストレスが、内臓に負担をかけると

乱れた内臓が影響を及ぼし、感情が乱れます。

そして、感情面、内臓面ともに乱れた結果

エネルギーも停滞していきます。

刹那的に日々に忙殺されて

暮らしているとしたら

本来のポテンシャルを活かせる

「自分らしい自分」

とはとてもいえない別人に

無自覚になっているかもしれません。

チネイザンではおなかが本来の状態

やわらかい状態

にもどっていくのを手伝うように

ゆっくりやさしく

かつしつこく深くほぐしていきます。

放って置かれてしまった感情は

しこりとなっておなかに残っています。

しこりのひとつひとつと丁寧に

一緒に向き合い、ほどいていきます。

簡単にとれるものもあれば

なかなかとれないものもあります。

おへそ、エネルギーの玄関の調整も行い

エネルギーの流れが

本来の循環を取り戻せるようにします。

味わう感覚のそれぞれが

何を伝えようとしている體の声なのか

だんだんわかってきたり

忘れていた記憶や感情が

戻ってくることもあります。

ときに不当に扱われた感情

特に負の感情は

老廃物やパラサイトと共生しているかのようです。

コロンハイドロセラピーでは

体温と同じくらいの浄化水を腸内に注入し

腸壁についている老廃物(宿便)や、ガス

パラサイト(寄生虫)、悪玉菌を取り除くことで

まさに内側を、そのひと全体を

リセットしていきます。

各臓器の位置が調整され

おなかのしこりが取れることで

また、腸壁に

長年こべりついていた老廃物が剥がれ

流れていくことで

しっかりと蓋してしまっていた感情が

溢れ出ることもあります。

痛みに悶絶し

獣のように喘ぐこともあるかもしれません。

ときに痛みもないのに

涙が止まらなくなることもあるかもしれません。

汗をかいたり

息が乱れたりすることもあるかもしれません。

あなたのそのときの状態にあった形で

出るべきものが出ていく。

当たり前の循環を起こしていきます。

ふくらんでまで

老廃物、パラサイト、感情を重ねて

溜めてきたおなかを

元の位置に戻しましょう。

おなかは、體にとってまさしく

「御(お)」:敬うべき 「中(なか)」:ど真ん中

もっとも大切と言っても、過言ではない場所です。


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