
文学フリマ東京39で頒布する詩集がどのように作られたか
ポートフォリオにも載せていますが私は元々引きこもりのニートです。
社会復帰を目指して公的な就労支援機関を利用した結果、今では働きながら結婚生活を営んでおります。
文フリで頒布する詩集『死にたくなくなる薬を飲んでまで』に収録されている詩は、就労支援機関にいた頃に書き溜めたものがほとんどです。

就労支援機関でお世話になった人の中に、フリーランスの心得がある方がいまして。私は彼を〝フリーランスの師匠〟と敬っております。本人からしたら「弟子を取った覚えはない」と仰るでしょうがw
詩に関しても、セブンイレブンのマルチコピー機で作った16ページのコピー紙の詩集を見て、「これを毎月作ろう」と言われ、私も言われるがままに17冊作った。
『死にたくなくなる薬を飲んでまで』はこの17冊から選り抜きした詩が大半です。
師匠から教わったことは多岐に渡るのですが、まだ自分が文章を書くことに自信を持てていなかった頃に「書けたら見せて」と気軽に言ってくれたこと。ポートフォリオを作るために書いた仮想記事を読んで「君はもう(収入は発生していないけれど)ライターだから」と言ってくれたことが、今の活動につながっています。
年明け2月には再び隅田公園リバーサイドギャラリーでの展示会に参加する予定ですが、今度は相方と短歌の展示をしようと準備をしています。
相方いわく「穂村弘の文章を読んでいると雨琴さんのことを思い浮かべる」らしく、はたして私にジェネリック穂村弘の才能があるのかが見所です。
と言っても星々やログスタでの知己は短歌をやってきた人も少なくないわりに、私自身の短歌リテラシーは低いので、今あわてて短歌の本を読んでいます。
詩集の次は歌集を作ることになるかしら。そうだったらいいのになの世界ですが。
【イベント情報】
来たる12月1日の文学フリマ東京39
東京ビッグサイト西3・4ホール
ブース:ぬ-23のステラーブックスにて、私の詩集『死にたくなくなる薬を飲んでまで』が頒布されます!
こちらのWEBカタログにも載っているのでぜひお近くにお立ち寄りの際は見に来てくださいね。
https://c.bunfree.net/c/tokyo39/w/ぬ/23