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お前におとうさんと呼ばれる筋合いはないって言いかけた日
〝想像していなかった未来〟と聞いて真っ先に思い浮かんだのは「うまい棒が15円」とか物価の上昇なんだけど。
それより個人史的なことで言うと番狂わせ過ぎて面白いエピソードほど、墓まで持ってかなきゃならない危険な話題だったりして。
穏当に行くと結局、〝十年物の引きこもりニートが働きはじめたらあっという間に結婚して絵に描いたような幸せを手に入れていること〟がインパクト大きそう。
中でもこちらでも書いた通り保護猫の里親になったことで、気がついたらさらに〝想像していなかった未来〟に来ていました。
検診とかで獣医にかかると、獣医さんがうちの猫に対して「ほら、パパが来たからもう安心だよ」とか「パパもいるから大丈夫だよ」とか言うんですよ。
うわ、私知らん間にパパになってる!?
杉作J太郎さんがアイドルオタクの心理として、「男は童貞でも父親になれるんです」と仰っていたが、こういうことか。違うか。
でもカメラロールには毎日のようにうちの猫の写真がたまっていくし、推しの画像でカメラロールが埋まるオタクと変わらないか。
そもそも写真なんて見せたい人がいなきゃ撮るもんじゃない。
引きこもりの頃の私は写真なんて撮らない人であったし、猫も動物も別に好きじゃなかった。
国語も苦手だった私が、今週末には文学フリマで詩集を頒布するし、想像通りだったことのほうが少ないのかもしれない。
つらいこともしんどいこともあるんだけど。世の中には筆舌にし難い悲しいこともあるんだけど。
それでも悲観論者にならずに毎日をしのいでいられるのは、未来はそんな悪くないよって教えてくれた先人たちのお陰だなあ。
【イベント情報】
来たる12月1日の文学フリマ東京39
東京ビッグサイト西3・4ホール
ブース:ぬ-23のステラーブックスにて、私の詩集『死にたくなくなる薬を飲んでまで』が頒布されます!
こちらのWEBカタログにも載っているのでぜひお近くにお立ち寄りの際は見に来てくださいね。
https://c.bunfree.net/c/tokyo39/w/ぬ/23