こんにちは、こんばんは。
右かかと骨骨折のリハビリ治療中のuedakoki@Big Beansです。今日は「元気な方の脚を労わろう」ということについてお伝えします。
骨折した直後、私は痛みで両脚で立つことができませんでした。左脚だけで立ちケンケンをしながら移動をしようとしたのです。でもそれは左脚に負担がかかるだけの無謀な行為でした。
入院して手術を受けたのち、2週間の入院中は一日中ベッドの上で生活していました。右足首が固定されてる間も固定が取れた後も、なにかと右足かかとをかばって左脚を普段使わない方向に曲げ伸ばし、無理な体勢もたくさんしていたと思います。
車椅子が利用できるようになりってからは、ベッドから車椅子へ、車椅子からベッドへの乗り移りを、トイレやリハビリも含めて一日に7,8回くらい行っていました。
ベッドから車椅子への乗り移りは、健康な人からすれば苦にならない行為かもしれませんが、片脚しか使えない者にとってはしんどい行為でしかありません。しかし、ベッド生活からの解放感のほうが勝って、必要もないのに何度もベッドから離れようとした結果、しばらくして左膝の痛みを感じるようになりました。
右足は地面に着けてはいけないし、着けられたとしてもつま先だけ。だから、両手に体重を預け、左脚だけで立ち上がり座るという行動を繰り返します。立ったまま上半身の向きを変えるときには左脚を軸にして方向を変えます。倒れてはいけないと左足は無意識に地面をぐっとつかみます。この結果、膝周りの筋肉に負荷がかかったり腱がひねられたりしてだんだんと痛みが蓄積されて耐えられなくなって痛みとして認知される、という経過と勝手に分析しました。
元気なうちは酷使していることに全く気付かないんですよね。
痛みに気づいてからは、膝に負担がかからないように意識して体の向きを変えるようにしました。左足のかかとで方向を変えたり、つま先だけでターンしたり。いったん左脚を持ち上げて向きたい方向へ左脚を向けるということもしました。しばらくして痛みが消えたので対処方法としては正しかったのだと思います。
意識していたはずの私ですが、のど元過ぎれば忘れていました。今度は車椅子から松葉杖歩行へ移行したのでその嬉しさからいっぱいいっぱい歩きました。で、またしても左膝が痛み出したのです。上半身をひねって方向を変えるとき、立ち上がり座るとき、やっぱり知らず知らず膝に負担をかけていた結果でした。
左ひざの痛みの問題は、退院して自宅でのリハビリになった後も、体重をかけられるようになって両足を着いて立って歩けるようになった後も、続きます。ついつい忘れて膝に負担をかけてしまいます。右足の状態が良くなっても、膝の痛みで動かなくなる、、、。動かないから右足への刺激が少なくなり、右足の状態が良くならないと感じる、、、そんな繰り返しで、順調に良くなる一方ではありませんでした。
現在、体重を全荷重できるようになって3週間ほど経ちますが、右足首やくるぶし辺りの患部の痛みだけでなく、左膝の痛みとの闘いも続いています。
両足で歩いているつもりでも、無意識に右足をかばって左脚に体重がかかってしまいます。つかまり立ち、よちよち歩きは、右脚に体重を預けて左脚を上げているつもりでも充分にはあげられていません。立ち上がる時も、歩行も、ほぼ左脚頼み。仕方ないところもあるのですが、元気な方の左脚が弱ってしまっては元も子もありません。
使えるから、元気だからといって無理させてはダメですね。もっと元気な方の脚を労わろう。つくづくそう思います。
今現在、闘病・リハビリ中のみなさん。元気な方の脚を、手を、腕を、身体を労わってあげてください。そう意識することが早く回復する近道かもしれません。
それでは、今日はここまで。
読んでいただき、ありがとうございました。