いの町滞在記⑤

3/12、いの町滞在6日目！
(もう半分も過ぎてしまいました、、、)

Washi+さんの主催する「アウトプットを目的としないアーティスト・イン・レジデンス」で、高知県吾川郡いの町に10日間滞在させて頂きます。
https://washiplus.wixsite.com/home/artist-in-residence


本日のスケジュール、
・午前、
昨日漉いた和紙を回転式の乾燥機に一枚ずつ張り付けて行く(「紙つけ」という工程です)。
次に、既に乾いている和紙を手で一枚ずつ剥がして行く(ぺりぺりと良い音がします)。

その後は「ちりとり」に初参加、原料を水にさらしながら、不用な部分を手作業で取り除きます。この工程に一番時間がかかるらしいのですが、今は人手が足りていないのだそうです。黙々と作業している内、あっという間に時間が過ぎます。

・午後、
まずは鹿敷製紙さんで新たに管理を請け負う事になった畑の下見。柳野という地域のとても見晴らしの良い場所、そしてものすごい傾斜！ここでの草刈りを想像すると、、、(楮畑は基本的に斜面にあります)。

その後は別の畑で株の周りの草刈りをし、カヤを敷きました。昨日から初めて耕運機を使っていますが、使ってみてわかったのは機械を使うからと言ってすごく楽になる訳では無く、しかし手作業はもっと大変だという事です。それでも、畑での肉体労働は楽しくもあります。

夕方、帰ってから猫のミケさんのご飯タイム、そして我々もご飯タイム。
昨日、畑で採れたフキノトウを天ぷらにしました。普段スーパーで買うものと違って全然苦く無くて、切ったそばから良い香りが立ち上って来ました。

アウトプットを目的とせず、しかしアーティストという立場で土地の生活を味わい、そこに暮らす人と人との間で"はたらく"ことで、色々な面において"人とシェアしたい“という気持ちが素直に生まれて来る気がします。

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