恋をするのに教室なんていらない
僕の人生にモテたいという衝動が芽生えたのは6歳だったと思う。それは初恋が6歳だったと記憶しているからだ。
もしかすると記憶にないだけで、好きな異性の子は幼稚園にも存在したのかもしれない。漫画のキャラクターのように「結婚の約束をした可愛い幼馴染がいたはずだ」と心底信じ、幼稚園時代のアルバムを引っ張り出して血眼になって証拠写真を探している時期もあったが、痛い妄想を供養するためにも僕の初恋は6歳だとここに断言しておく。
世間一般の統計と比べて6才の初恋が早いか遅いかはわからない