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『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』【読書】

 『「学び」がわからなくなったときに読む本』の参考文献になっていた本で、前々から気になっていた一冊。
勉強の意味や勉強のやり方について書かれている本でした。

 自分自身を肯定してもらったような感覚になる本でした。
勉強するテーマの見つけた方から勉強の取り組み方は、普段自分がやっていることとがそのまま書かれていてすごく嬉しかったです。
ここに書かれている方法で、興味のあることに対して学び始めればある程度は分かるようになって、その先にある分からない世界の手前のところまではいけると思いました。

この本に書かれている言葉は少々強めでしかだ、逆にそれが自分にとっては心地よいところはありました。
例えば、こんなところです。

『深くは勉強しないというのは、周りに合わせて動く生き方です。
状況にうまく「乗れる」、つまり、ノリのいい生き方です。

逆に、「深く」勉強することは、流れのなかで立ち止まることであり、それを言ってみれば、「ノリが悪くなる」ことなのです。
深く勉強するというのは、ノリが悪くなることである。
いまの自分のノリを邪魔されたくない、という人は、この本のことは忘れてください。
それはひとつの楽園にいるということです。そこから無理に出る必要はありません。
勉強は、誰彼かまわず薦めればいいというものじゃありません。』

『勉強とは、かつてのノっていた自分をわざと破壊する、自己破壊である。』
『勉強によって自由になるとは、キモい人になることである。
言語がキモくなっているため、環境にフィットしない人になる。』

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