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肩関節の構成運動

皆さまこんにちは!和歌山県で作業療法士をしています。宇治です。
よろしくお願いします!

今回のアウトプットは、OTの中でも、必ず臨床で悩まされる肩の痛み、原因は様々で、肩周囲炎や脳卒中だと亜脱臼や神経因性疼痛などがあります。肩関節は人間の中でも特に不安定な関節な為、セラピストにより痛みが助長するケースもあります。この記事を見ていただいて、何か皆様の力になれればと思います。

肩関節の構造

広義の肩関節は、①肩甲上腕関節②胸鎖関節③第ニ関節④肩鎖関節⑤肩甲胸郭関節⑥肋椎関節⑦胸肋関節 さまざまな説がありますが、肩関節は7つあるといわれています。

①肩甲上腕関節             
肩甲上腕関節は肩甲骨窩と上腕骨骨頭で構成されています。上腕骨頭が凸面で肩甲骨窩が凹面をなす球麻痺です。運動自由度3度の骨運動ができ、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋のほか、これらを組み合わせて様々な運動が可能です。関節内運動うち構成運動としては上腕骨頭凸の法則による腹背側、頭尾側滑りと軸回転の組み合わせによって行われる。そのため、生理的骨運動下においては、3平面ずつの運動としてとらえる純粋な解剖学的骨運動は発生しないです。 

②胸鎖関節
胸鎖関節は、胸骨柄と鎖骨胸骨端で構成される鞍関節です。胸鎖関節には、関節円板が存在し、適合性を高めています。また衝撃吸収の働きも担っています。
特徴として、前額面では鎖骨胸骨端が凸面で、胸骨柄関節面が凹面になっています。矢状面では、鎖骨胸骨端が凹面で、胸骨柄関節面が凸面の構造になっているのが特徴になります。

③第二関節
烏口肩峰アーチと大結節の関係を関節にみたてた機能的関節です。             

④肩鎖関節               
肩鎖関節は肩甲骨肩峰と鎖骨で構成されている平面関節に属します。関節円盤が存在し、衝撃吸収の働きを担っています。若干肩峰鎖骨端がやや凹面を、鎖骨肩峰端が凸面になっています。前額面でみた関節面は垂直位から内側を向く面まで様々ありますが、多くは内側を向きます。

⑤肩甲胸郭関節              
肩甲骨と肋骨の間で形成されている関節です。

⑥肋椎関節                 肋椎関節は肋骨頭と肋骨窩、椎間板の間にできる関節です。肋骨頭関節は各肋骨頭とこれに相当する胸椎の肋骨窩との間にできる半関節です。肋軟骨胸椎の椎間関節は冠状面からやや前方に傾斜しています。

⑦胸肋関節は、上位7対の肋軟骨が胸骨と連携をしてます。

ここからは、自分が勉強し臨床でも使用しています。宇都宮RPTによって開発されましたSJF関節ファシリテーションの遊び法と構成運動について書いていこうと思います。
また今回は、肩甲上腕関節のみにさせていただきます。続きはまた新たに投稿していきます。

肩甲上腕関節の遊びと構成運動

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