huney (Masaki Uesato)

思ったことを、思うがままに。

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最近の記事

これからの『はたらく』を、これまでの社会の成り立ちから考える。

人は、何のために働いているんだろう。 自分の成長や社会貢献といったら聞こえはよいですが、その根元にあるモノは、シンプルに自他ともの快楽(エネルギー)であるように思います。 そこで最近、働く意欲(エネルギー)が湧かない若者が多いという記事をよく目にします。 この問題の本質を理解するために、人類を労働に向かわせてきた快楽(エネルギー)はどのように生まれ、進化してきたのか、そのルーツを辿っていきたいと思います。 労働が生まれる前の世界。 農耕社会以前のわたしたちは狩猟・採

    • これからの『暮らし』を、人類の社会と経済発展の成り立ちから考える。

      暮らしの本質って何だろう? セキュリティ(プライバシー) 所有(自己表現) コミュニティ(他者との繋がり) 暮らしの本質を大きく分けると、上記のようなキーワードが思い浮かぶ。 例えば、セキュリティだけなら『ビジネスホテルや賃貸物件』 そこに所有・自己表現を付け加えると『一戸建てや分譲マンション』 コミュニティなら『シェアハウス』など。 現代の住まいは?近年、都市部の若者は家を買わないケースが増えてきています。 経済的要因もありますが、人々のライフスタイルと価値観

      • アートとサイエンスの不思議な関係 <STEAM教育と量子的な未来>

        この世界には様々なアートがある。アートは「表現」を司っている。 今あなたが見ている世界や、これまでのサイエンス(探究)の旅によって得たものを、自分なりの尺度を持って変換・表現(具体化)し、世界に表出させること。 絵画、音楽、演劇、お祭り、コトバ、文化、宗教、社会、法律、国家、人ー これらは紛れもなく、「アート」によって生まれたものだ。(今書いているこのnoteの文章さえも) キーワードは、情熱・個性・分断・具体化・執着(こだわり)・感性・物質(マクロ)・収縮 この世

        • YouTube Shorts(TikTok)と切り抜き動画の大流行に見るトレンドは、中世のルネサンス運動と似ている?

          なぜ起こった?YouTubeがもたらしたイノベーションとテレビの衰退最近、YouTubeでTikTokのような縦型のショート動画や有名人の動画を抜粋した切り抜き動画が流行しています。 そんな新たなトレンドやイノベーションを生み出し続けるネット動画ですが、テレビはというと....... これは厳しい....... なぜこうなったのか、少し考えてみました。 プログラム(YouTube)と権力(テレビ)の戦いYouTubeなどの動画メディアを支えているのは膨大な視聴データと

        これからの『はたらく』を、これまでの社会の成り立ちから考える。

          "競争"時代の終わりと、"共創"時代の始まり。欧州スーパーリーグは終わらない。

          今朝、幻冬社の箕輪さんがこんなTweetをしていました。 スマホやネットコンテンツが一般に普及したことによって、出面や人々の選択肢が無限に広がる時代がやってきました。 その中で影響力を持つYouTuberと呼ばれる人たちはジャンルの垣根を超えて様々な人たちとコラボをすることで新たな価値を生み出し続けています。 また、同業種の人同士でも団体の壁を取っ払いまったく新たな価値観で新しい枠組みを作ろうとする人も出てきました。 代表的なのが、総合格闘家の朝倉未来さんが立ち上げた

          "競争"時代の終わりと、"共創"時代の始まり。欧州スーパーリーグは終わらない。

          早くも崩壊危機!?夢の欧州スーパーリーグは実現できるのか

          昨日の記事の続きです。 名だたるビッグクラブが集結して新たなサッカーリーグを作ることを宣言した欧州スーパーリーグ構想。 その夢は、UEFAやFIFAに加え、各国政府・ファンまでも巻き込んだ大論争に瞬く間に発展し、その影響もあり参加を取りやめるクラブが現れ、早くも開催中止の危機に追い込まれています。 コロナ禍+娯楽の多様化によって、スポーツビジネスの不安定性が露呈している中で、収益増加・新規サッカーファンの獲得に向けた起爆剤として注目されていたのがこのスーパーリーグ。

          早くも崩壊危機!?夢の欧州スーパーリーグは実現できるのか

          サッカーエンタメの大改革がはじまる。欧州スーパーリーグ構想

          最近、こんな記事がサッカー界を賑わせています。 欧州のビッグクラブが集結して、新たなサッカーリーグを作ろうとしています。 この流れはサッカーに限った話じゃなく、エンタメ業界全般に共通している時代の変化のように思えるのです。 たとえば、日本の芸能界でも、今やテレビに出ている人をYouTubeで見る機会も多くなってきました。 干されたら終わりの芸能界でも、YouTubeにいけばファンを抱えたまま自らのコミュニティを持続させることができます。 引退したスポーツ選手なんかも

          サッカーエンタメの大改革がはじまる。欧州スーパーリーグ構想

          なぜ、いじめはなくならないのか。学校という特殊な空間について。

          今朝、目を疑うような凄惨な記事が目に飛び込んできました。 全国各地の学校におけるいじめは、青少年のSNS利用の増加などもあり、年々深刻化しているように思います。 誰もが写真を撮って気軽に拡散できるSNSは便利な一方で、学校のような陰湿ないじめが起こりえるクローズドな空間では時に凶器にもなり得ます。 ここで、青少年のSNS利用に規制をかけるのか、学校というコミュニティそのものの見直しを図るのかは、意見が割れるところだと思います。 学校は社会の縮図、上下関係やコミュニケー

          なぜ、いじめはなくならないのか。学校という特殊な空間について。

          人類とインターネットの行き着く先は、「森」にあるのかもしれない。

          先日、こんな記事に出会いました。 植物には聴覚と嗅覚があり、根が触れ合うことで意志を持った会話をしている。 菌糸がインターネットの光ファイバーのような役割をして、根が直接触れ合っていなくても情報伝達が可能になっている。 どれもが驚きに満ちた発見でした。 たとえば森の土をティースプーンですくうと、1杯の中に数キロ分の菌糸が含まれている。一つの菌が数平方キロメートルの森全体に菌糸を張り巡らせていることもある。 菌糸ヤバイ。 私たち人類がいま世界に張り巡らせている通信ケ

          人類とインターネットの行き着く先は、「森」にあるのかもしれない。