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1200億円をゴミ箱に捨てた男の大勝負!
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
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今回は、
夢か悪夢か、ゴミ箱に1200億円を捨てた男のお話。
紹介するニュースはこちら ↓
「これ、いる?」
ゴミ箱へ放り込まれるHDD。
ありふれた片付けのワンシーン。
しかし、その中身が1200億円のビットコインだったとしたら?
これはSF映画の話ではなく、
イギリスのウェールズ地方で実際に起きた出来事。
ITエンジニアだったジェームズ・ハウエルズ氏は、
2009年にビットコインに出会い、初期のマイナーの1人として8,000BTCを採掘。その後、ビットコインの秘密鍵を2.5インチのHDDに保存し、自宅のオフィスの引き出しにしまっていた。
それから4年後の2013年8月。
何気なくオフィスの整理をしていた彼は、二つの同じサイズのHDDのうち、誤ってビットコインのデータが入った方をゴミ袋へ。
その翌日、
気がついたときにはすでに時遅し——家庭ゴミと一緒にリサイクルセンターへ……
当時のビットコインの価値は約1.9億円。
しかし、数ヶ月後には価格が急騰しその価値は17億円へ。
現在では、そのHDDに眠るビットコインの価値は1200億円にまで膨れ上がっている。
以来12年間、
ハウエルズ氏はこのHDDを追い求め続け、ついには「ゴミ処理場ごと買収する」という壮大なプロジェクトを立ち上げるに至った。
市議会との闘い
HDDを捨てた翌年から、ハウエルズ氏はニューポート市議会に回収の許可を求め続けたが、10年以上「ほとんど無視」されてきた。
そこで昨年10月、
市を相手取り約952億円の損害賠償を求める訴訟を起こしたが、裁判所は「合理的な根拠がない」として却下。
一方、市議会は2025〜26年度にゴミ埋立地を閉鎖し、太陽光発電所を建設する計画を進めている。
この突然の計画に驚いたハウエルズ氏だが、埋立地の買収を
「現実的な選択肢」とし、
投資家とともに交渉に乗り出す構えだ。
発掘には1年半〜3年、
復旧作業には1年、
総費用は19億円。
その費用は市ではなくハウエルズ氏チームが負担する。
専門チームは「HDDを見つけたら80%の確率でデータは復旧できる」と言う。
つまり、もし成功すれば「1200億円が舞い戻る」という前代未聞のストーリーが完成する。
さらに、
ハウエルズ氏はビットコインが回収された暁には、ニューポート市に10%を提供すると申し出ている。
「2013年に市議会が自分と話し合いを持っていたなら、今頃ニューポート市はドバイのようになっていただろう」と、
市が逃したチャンスの大きさを強調。
もしHDDが見つからなかったとしても、この12年間、ハウエルズ氏は世界中に「1200億円の男」として知られる存在になった。
もはや彼自身が、1200億円以上の「物語」を持っていると言えるのではないか。
彼が最終的に1200億円を取り戻すのか、それとも永遠に「惜しい男」として語り継がれるのか……
今後の展開を楽しみにしつつ、皆さんもゴミを捨てるときは慎重に!
というわけで今回はこらくらいで。
以上、ウエマツでした〜
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