内山赳彦

社会不適合者。マッチングの問題。無理やり適合させた自分はもう自分じゃないよ。この身体を使用してる奴がいる。

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安楽死、生きる権利。延命は誰のための行為か。

安楽死は「生きる権利」か、という問いがあれば、否だと思う。だが、「幸せに生きる権利」について考えた時、言い換えるなら、日本国憲法における人権として「幸福追求権」と重ねて「生きる権利」について考えた時、安楽死はそれ(「幸せに生きる権利」)を守るものとして認められ、自己決定(安楽死の選択)が許されると考える。 ここで言う、安楽死とは積極的安楽死や直接的安楽死とも言われるものであり、医学的に死に直結する(極端に寿命を縮める)とされる行為などによる安楽死である。 これは極端に寿命を

    • 暗闇の世界に眠りたい。

      暗闇の世界に眠りたい……。 どういう意味だろうか。 彼が見ている世界、感じてる世界のことは、僕にはわからない。 彼はよく、「もう終わっている」と言う。 何のことか尋ねてみると、「最低限の役目は果たしたはず」と返ってきた。 「じゃあ、もう自由じゃないか。キミの役目が何なのか僕にはわからないけど……。」 「自由か……。」 すると彼は、俯いたまま右手を少しだけ上げた。心なしか呼吸が荒い。"限界"の合図だ。 少し勢いよく倒れ込むように横になる。 「邪魔したね。無理しないようにね。

      • 「ただそれだけのこと」だが。ようやく作業に落とし込めてきたか。

        ようやくバランスが取れるのではないかと感じている。 大きく破損した本体。修理に時間がかかっている。 与えられた時間は同じ。だが、なかなか同時進行のエネルギーを確保できなかった。 こうやって作業をしてると、僕が誰だかわからなくなる。分体が作業している時はわりとよくわかるのだが。 自分のことになると…。 かつて僕がしていた役割は、分体に移行する。 「ただそれだけのこと。」 口癖だったのを思い出したが、分体は使わない言葉だ。この言葉は、無感情のように聞こえ、冷たい印象を与えるよ

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