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動機善なりや、私心なかりしか

皆さんこんばんは!

投稿85日目になりました!
今日は僕が仕事をする上で大切にしている言葉の一つをご紹介していきます。

その言葉とは、「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉です。聞いた事がある方も多いかと思いますが、これは京セラの創業者で、現日本航空(JAL)の名誉会長である稲盛和夫さんの言葉です。

稲盛和夫さんは経営者向けに自身の考え方や経営哲学を教える、「盛和塾」という組織を運営していました。

僕が新卒で入った会社の社長が盛和塾に入塾していた事もあり、稲盛さんの言葉を聞く機会は頻繁にありましたが、今回ご紹介した言葉は特に印象が残っています。

この言葉の意味は、新しい事業を展開する場合などに、その動機は「善」によるものか、ただ利益を追い求めているだけの「私心」ではないのかを考えて、善悪の判断をしなければならないという意味になります。

行動の根源が、誰の目から見ても「善」と判断出来るものでなければ、成長し続ける事は出来ないと稲盛さんは言われていました。

これは事業展開などにおける組織の話だけでは無く、一個人としても大切にしなければならない考え方だと思います。

自分自身営業職をしている中で、お客様の為・スタッフさんの為になる事を思って仕事に向き合っているつもりですが、営業職という数字を求められる立場上、どうしても目先の利益に目を向けてしまう事があります。

例えを出すと、お客様にとってメリットが無い、あまり役に立たないと分かっているのに自社の商品・サービスを売ろうとしてしまう時などです。

いくら契約が上がる事が確実でも、本来の営業の目的である「お客様へのお役立ち」を忘れてはいけません。時にはこちらからお断りするべき状況もあるかもしれません。

そんな時に、「今自分がやろうとしている事は本当にお客様の為になるのか、私利私欲で動いていないか」を再度考える事で、正しい判断ができるようになります。

現在テレビドラマの「半沢直樹」が大変注目を集めていますが、あのドラマの中でも「善」を忘れ「私心」で動いている人は、必ずどこかのタイミングで不正が暴かれ処分を受けています。

健全に発展し続ける為には、組織でも個人でもこの考えは大切にしなければならないと思い、定期的に思い出しています。

この言葉を意識すると、ただ単に自分自身の「私心」を押さえ付けるだけでは無く、何が「善」になるのかを考える事に繋がります。

相手を思いやる力、想像する力をもっとつけていく為にも、今後も大切にしようと思う言葉です。




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