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グリンデルワルトのシャレー滞在記
スイスなどを中心に、シャレー(challet)と呼ばれる長期滞在型の宿(日本のペンション風)があるのをご存知でしょうか。
食事は自分で用意しなくてはならないが、現地のスーパーで買い物をして、地元住民のような体験ができます。
昨今、円安もありヨーロッパで外食をすると、かなり料金が跳ね上がります。どうしても行動範囲は限られてきますが、ノンビリと1週間ぐらい同じ場所にとどまる旅もいいと思います。
スイスのグリンデルワルトには、切妻屋根のシャレーが点在しています。Web上で、Airbnbなどのサイトから探すこともできますし、グリンデルワルトには日本語観光案内所という旅行会社もあります。
↓ グリンデルワルド日本語観光案内所
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この上下の2つの写真の間には、19年の年月が流れていますが、大体同じ場所を撮影したものですが、ほとんど風景が変わっていないのが見てとれます。
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私が家族4人で滞在したシャレーは、1階のフロアー全面を1週間借りたのですが、大家さんは2階に住んでいました。ツインベッドルームが2つあり、あとはリビング・キッチン・トイレ・風呂という構成でした。
玄関は独立していて、大家さんとは別なので自分の家の感覚でした。1階なのでシャレーの前庭がついていて、庭からは目の前にアイガーがそびえ立って見えました。
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ホテルと比較すると、掃除は自分たちでするとか、タオルの交換・ベッドメイキングがないという点など、不便に思うことがあるかも知れませんが、自分の家の感覚で、プチ移住できるのが魅力です。面識のない二人の有名人がそれを体験するTV番組がありましたね。
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スイスに行く前に疑問に思っていたことがあります。
この緑色のカーペットのように見える斜面は、近くで見るとどうなっているのだろうか、ということです。芝生なのか、草原なのか、あるいは別のものなのかな、こんなにきれいに見えるからには、さぞかし手入れをしているのではないだろうか、という疑問です。
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小さな黄色い花が、緑の絨毯一面に咲きほこっていました。
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5月下旬に訪れた時には、緑の絨毯の草花はかなり背丈が伸びていました。ちょうど農家の方がトラクターで刈り取っているところもありました。おそらく5月あたりにきれいな花々が咲いていて、この時期に刈り取るのでしょう。
シャレー滞在中に、幸運なことがありました。エーデルワイスの花を見たいと思っていたのですが、シーニゲプラッテでやっと見ることができました。日本でも北東北などで見ることができるそうですが、偶然出会いました。本当にけなげな花でした。
シーニゲプラッテ鉄道で手軽に登ることができますので、体力に自信がない人でも天気さえ良ければ、ユングフラウの山々を楽しむことができます。
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シャレーに滞在して、別の疑問が湧きました。スイスでは連邦法で各家庭に核シェルターの設置義務があると聞いたのですが、どう見ても滞在したシャレーにはないようでした。規制緩和されているのか、実態はどうなっているのか知りたいところです。
一カ所滞在型の旅行もいいものだと思いました。今度旅行を計画するときには、ちょっと考えてみてください。欲張らない、ノンビリする、休養するのが旅であって、疲れるのが旅ではありませんからね。