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ありえないほどエモくて驚くほど声が汚い。「思い出野郎Aチーム / 夜のすべて」

最もエモい男性ボーカルのオールタイムベストを挙げるとするならば、思い出野郎Aチームの「夜のすべて」は間違いなく上位に食い込むでしょう。

ソウル&ファンクバンドの卓越した演奏とどっかで聞いたことのあるようなディスコミュージックに「個性的」とか「特徴的」とかいう言葉ではフォローしきれないガッサガサのボーカルがのっかりなんとも魅惑的な世界観を形作っています。驚くほど声が汚いのに放っておくことができない魅惑的な歌声とリリックがウィークエンドのパーティに誘うわけです。

曲順と曲名が良い

とりあいずラインナップを見てほしい。ドラマが浮かんでくると思う。
週末のパーティに合わせて体調と仕事のバイオリズムを整えて、アホな友達の誘いを振り切って早退してパーティに参上。ちょっとした都市部のDIY感のあるフラットなフロアで彼女とダンス。今日は生活リズムを乱したっていい。しかし、週末はあまりにも短い。また日が昇り、月曜日が始まる。

** 思い出野郎Aチーム / 夜のすべて
01. ダンスに間に合う
02. アホな友達
03. 夜のすべて
04. 生活リズム
05. 早退
06. フラットなフロア
07. Magic Number0
8. 彼女のダンス
09. 大切な朝
10. 月曜日**

それを等身大のボーカルが伝えてくるわけで……やめろよ、アルバム1枚に致死量のエモさを詰め込むのは。

「これからイベントがあるのに早退チャンスがなかなかこない!時間が経つのが遅すぎる!」という甘い経験を持つ社会人にオススメです。

Amazon Prime Music で聴取。


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お望月さん
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