忙しい令和読書の新常識![代わりに読んでおいて]システム
図書館!あなた図書館を知っていますか!
図書館には本がたくさんあり、無数にあり、何を読んでよいのかわからないことも多々!! そんな困ったお悩みを解消する、キュレーション欲求と読書欲を同時に満たす新システムが開発されました。
それがオンライン読書委託システム「代わりに読んでおいて」システムです。
システム導入に必要なスペック
・オンライン蔵書検索ができる図書館(記憶装置)
・代わりに本を読んでくれる人(インターフェース)
・リテラシー及び信頼感(OS)
システム導入で得られるもの
・相互に守備範囲をカバーできる
・趣味嗜好の近い代理読書人がなんとなく要点をかみ砕いて教えてくれる
・互いの空き時間を利用して読書をするので実質読書時間ゼロ。
・その本を読まなくても読んだことになる
これによって、私は二冊の本を読むことができました。そして依頼者もこの本を読んだことになります。
『大航海時代の日本人奴隷』
『お好み焼きの物語』
システムの問題点(要改善)
・ハードカバーを持ち歩くのは大変
・意外と蔵書がなかったりする
・倫理観
・訪問する図書館を特定することにより個人特定が可能
・指定の本に毒しおりを仕込むと暗殺できてしまう
・同じ本を取ろうとした相手と恋に落ちるかもしれない
・同じ指示を複数人へ向けて同時に出すことで忍者の最終試練みたいなデスゲーム展開へ導くことができてしまう
・ない本を指定すると図書館から出られなくなってしまう
・迂闊な書名を検索するとグレーター司書が隠し本棚扉を開き自動生成されるランダム本棚迷宮へ案内されてしまう可能性がある
未来へ
非常に楽しい体験だったので、読書予定リストやこれ読んどいてリストを近しい倫理観のメンバーで共有しておくとよさそうですね。かせいさんありがとうございました。
でも、そんな簡単に読書すべき本のリストが……あるわけ……
やや!これはまさか!
まさにそのためのリスト!「悪のリスト」ではありませんか!!
そういうわけで各自、君だけの「悪のリスト」で読書世紀末を生き残れ!!
いじょうです。