泣き止ませるのを諦めたら泣き止んだ娘
「動画見たいーーーぎゃーーー！！！！」
5歳息子、保育園へ行く車の中で
泣きわめき始めた朝。
う、うるさ、、！！！
「もー、車ではダメってお約束！！！」
と言いかけて、口をつぐんだ。
あぁ、こんな時は「泣き止ませようとしちゃ逆効果なんだよね」と、ふと7年前のことを思い出したからだ。
娘当時3歳、ギャン泣き常習犯
7年前、長女がまだ3歳でひとりっ子の頃。
思い通りにいかないことがあれば
耳がキーンとなるほどの声で
ギャン泣き・ギャン泣き・ギャン泣き。。。
当時、コーチングを学びたての私は
子育てに色々試していました。
◎第１フェーズ「肯定する」
娘の気持ちをまずは肯定。
「やりたかったね」「欲しかったね」
それに続き
「ちょっと先の楽しいことを提案してみる」という作戦を一時期やっていました。
初めは気分が変わって良かったですが、本人が慣れてくると、拒否されるように。。
◎第２フェーズ「さとす」
「これは〜だから、こうなんだよ。」
「お約束したから〜なんだよ」
なんて冷静に説明（正論とも言う）するもムダというか、逆効果。聞いちゃいない。。
◎子どもは分かってる
約束してることなんて、
子どもはちゃーんと分かってるんですよね。
分かった上で、泣いている。
じゃあなんで？
怒られると分かっていながらワガママ言うの？
そこには、「別の目的」があるんです。
◎第３フェーズ「最後まで泣かせる」
「もういいや！！どうせ泣き止まないし！」
と、泣き止ませるのをやめたら
すっと泣き止んで、当時はびっくりしました。
〜こんな感じ〜
娘「うえ〜〜〜〜〜〜〜ん！＞＜」
私「おう！思いっきり泣いちゃえ泣いちゃえ〜！」
娘「ひ〜〜〜〜〜ん！もっと◯◯したかったの〜〜〜〜＞＜ （怒泣）」
私「もっと◯◯したかったね！他には他には？」
娘「◯◯したかったの〜〜〜〜＞＜（怒泣）」
私「◯◯したかったね！あとは？ぜ〜〜んぶ吐き出しちゃえ！」
娘「・・・・◯◯なの〜〜〜〜＞＜（泣）」
私「◯◯なのね〜〜〜〜！あとは？あとは？」
娘「・・・・・・・すん。。。。；；」
私「・・・・・・・あとは？^ - ^」
娘「あ！お花だ〜〜〜〜〜♡」
（切り替えが早いっっ）
◎ポイント「気持ちを全部吐き出す」
親子コーチングの学びの中で、「まずは相手の思ってることを全部吐き出してもらう」という教えがありました。
①ただただ「娘の気持ち」を出してもらった。
②そこに「私の考え」は言わない。
③娘の言葉を復唱していた。
これまで30〜40分は泣いていたであろうに、
ものの５分くらいで泣き止むようになりました。
（はかってないからわかんないけど、感覚的に）
全部気持ちを吐き出しちゃうので
気持ちを引きずっていないから、
ハッピーモードへの切り替えがめちゃ早い！
その後数ヶ月、この対応を続けていましたが
やっぱりすぐ泣き止むのです。
なんでだろうって考えた時に、
思い当たるのは。。
・言いたいこと言えてスッキリ
・その気持ちを否定されない
・自分の気持ちを復唱されることで
=母ちゃんとわかってるやん！と感じる
=私のことちゃんと見てくれてるやん！
と感じて満たされる
・その結果、だんだん落ち着いてくる
◎正論は求めていない
ついつい正論で返したくなるんだけど
大人でも正論で返されるとムカつきません？
いや、わかってるし！
そーゆーことじゃねぇし！って。
本人が求めているのは、正論ではなく
「今、この気持ちを吐き出すこと」です。
一回落ち着いちゃえば、
後に感情を引きずっていないから
そこで守って欲しい事とか言うと、
すんなり聞いてくれたりもします＾＾
そんなことを思い出しながら、今朝は泣く息子を泣き止ませようとせず、いい子いい子しながら気持ちを受け止めました◎
その先に思うこと
たとえ何か悪いことをしたとしても、その行動の裏には子どもなりの気持ちが動いてる。だからまずは否定せず話を聞くだけでいい。
「母は一切否定しないで話を聞いてくれる」
という安心感があれば、もしこの先、何か本人に大変な何かがあった時、「まずお母さんに相談しよう！！！」って思ってくれる。
相談してくれれば、「じゃぁどうしていきたい？」って一緒に未来を考えていけるんです。まさに今、10歳（小４）になった娘は、未来に向かって色々相談してくれています＾＾
私は娘の夢をサポートできる親でありたい。娘の才能を伸ばしていくことができる。それが、親子コーチングだなと実感しています。
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・ 講 師 ・
認定マスターインストラクター
前川ユウ