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メディアに左右される私たち

今回は、動物についてお話ししたいと思います。


正直、私自身、動物や環境について
深く考えたことはありませんでした。


東京で生まれ育った私には、
動物園以外で動物と触れ合う機会はほとんどありませんでした。



実際、動物園に行ったのも幼い頃に数回だけ。


だからこそ、オランダに初めて住んだときは衝撃的でした。
牛、羊、豚、馬、ヤギなど、至るところに動物たちがいるのです。


住宅街に、こんな、大きい動物までも!


大げさかもしれませんが、その時感じたことは、
日々食べている生き物たちが本当にここにいるんだという
不思議な感情でした。


もちろん、食べているから存在するのはわかっているのですが、
実際に目の前で見ると、
思っていた以上にその距離が近いことに気づきました。


例えば、ビーチで寝ていると、
牛たちが水分補給のために横を通っていくのです。笑


そして、家のお隣さんには馬と豚が住んでおり、
毎朝のアラームは馬の鳴き声が代わりに響いています。


お隣さんの馬はとても懐きやすく、
私が庭を歩くと、いつも横について歩いてきます。


こうして日常的に動物たちと触れ合ううちに、愛情が湧いてきました。


普通、私の家にも猫2匹と犬1匹がいます。

だから、もちろん食べないのですが、
それでもふと思いました。


どうして馬は食べないのに、
犬や猫は食べないのでしょう?この違いは何なのだろう?

そして、ある日、彼の妹の彼氏の家族が酪農家をしているということで、
牛や羊を見に行くことになりました。

そこで牛と羊を見た瞬間、
涙が止まらなくなってしまいました。


その時、初めて私は、
この子たちが食べられているんだと気づかされたのです。


その後、彼の祖父と祖母に会いに行ったとき、こう言われました。


「神様が私たち人間、動物、すべての生き物を生み出し、食べるというこの連鎖を作り出したんだよ。私たちは特定の動物を食べて、そのありがたみに感謝しているからこそ、『いただきます』と言って食べるんだ。」


彼らはキリスト教で、食事の前に必ず聖書を数ページ読む時間を持ち、
神様が与えてくれたものに感謝するのです。


さらに彼らが教えてくれたのは、
最近メディアで取り上げられる家畜たちの杜撰な扱いが、
すべての場所で行われているわけではないということ。


私がオランダで目にしたのは、
広大な土地に動物たちがのびのびと暮らしている風景でした。

そして農家さんたちは、彼らを子供のように大切にケアしていました。


結局、何が言いたいかと言うと、
お肉を食べるか食べないかは各自の選択だということです。


ただ、メディアで取り上げられる悪い部分だけに
フォーカスして批判するのは少し違うのではないかと思います。


本当か嘘かは、実際に自分で見てみない限りわかりませんから。


私も実際に見た後、やっぱり食べられなくなりました。

でも、牛肉やラム肉の美味しさを思い出して
数日後にはまた食べていました。


だからこそ、

私は感謝の気持ちを忘れずに「いただきます」と言い、
食べ終わった後には「ごちそうさまでした」と
心から言うようにしています。


もちろん、家畜を育てる過程で出てくる環境問題もありますが、
トレンドとして草食系の食事を取り入れるのではなく、
知識を持った上で選択してほしいと私は思っています。

ぜひ、みなさんの考えもシェアしてくれたら嬉しいです。
コメントやDMお待ちしていますね。

Hana

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