映画「ほつれる」のこと、そのほかのこと、
9月×日
新宿ピカデリーで「ほつれる」(加藤拓也監督)
冷え切った関係の(多分)30代の夫婦。
妻は浮気をしている。
しかしある日、浮気相手が交通事故で死んでしまう。
その日から妻は・・・。
ってな感じの話。
セリフや行動に、わざとらしさがない。
「いやいやこの場面でそんなこと言わないだろ」みたいなひっかかりは一度も感じなかった。
画面設計もスキがない。
非常にすみずみまで神経の行き届いた映画、という印象。
しかし何だかとてもよく出来た箱庭を眺めているような、とても精巧に作られたアクアリウムを見せられているような気も。
すごくリアルではあるのだけれど、こちらと地続きではないような・・・。
9月×日
去年の5月、ぼくが仕事で家にいない時に「給湯器の点検をします」という電話がかかって来て、後から考えるとおそらく「給湯器点検詐欺」だと思われるのだが、家にいた母親がそれを承諾してしまった、ということがあった。
その時は「ちょっと変だな」と思い、キャンセルしようと何度か電話して(なかなか電話がつながらなかったが)ようやくキャンセルすることが出来た、という話は当時noteにも書いたのだけれども、なんとまた同じようなことが。
今回は「年に一度の点検です、明日の14時30分にお伺いします」と言ったらしい。
かけて来た電話番号をネットで検索してみると「この電話番号は給湯器の点検詐欺です」という口コミが6件。
またかよ、という感じ。
その日は連絡がつかず、自分が家にいない時に来られたらイヤだなあ、とか色々考えてなかなか寝付けなかった。
翌朝電話が通じてキャンセルできたのでまあ良かったのだが、こういう事があると(結果として何も無かったにしても)なんだかすごーく嫌な気分になる。
9月×日
(独り言)
「ミツバチのささやき」は大好きな映画だけれども、「町山智弘氏 解説映像付き上映会」とか言われると一気に観に行く気が失せるな。
別に町山智弘氏に悪感情を抱いているというわけではないのだが・・・。
9月×日
コロナ後遺症の人とそうでない人の血液に明らかな違いが見つかった、というニュース。
イェール大学の岩崎明子教授らのチームが発見、とのこと。
これは朗報では?
治療の足掛かりになる、というのはもちろん、「心の問題じゃないの?」とか「別の病気なのでは?」などと言われてつらい思いをする人が少なくなる、という意味でも。
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