これで箔がつく
自民党総裁選、
事実上の
日本国内閣総理大臣を
誰に据えるかという
選挙の結果、
自民党総裁3期連続当選して、
安倍首相がそのポジションを
堅持した格好で決着がついたが、
政権与党とはいえ
一党内における戦禍や
爪痕が、様々報じられている。
特に、
石破陣営を党内野党として、
干す構えがあることが
伝えられているし、
勝利した安倍サイドは
圧力やパワハラが
有った無かったという疑わしい
煙の火消しに躍起になっていた
昨日一日中だった模様だ。
石破陣営やサポーターは
干されるというのが、
決定事項のようで、
選挙戦中にしろ、
選挙後にしろ、
パワハラ皆無
とは言えない感が満載だ。
向こう3年自民党安倍総裁は、
動かないとしても、
参院選も控えるし、
衆院解散も
いつ道具的使用を
されるかも分からないし、
東京五輪を迎える時に、
いったいどの党が
政権を率いて
首相が誰なのかについても
未知なのは未知としか
言いようがない。
政権交代が起こっている
可能性も否定はできない。
それでも兎に角は、
今に集中すべきだし、
したいのも山々ではあるが、
次期をテーマにした時に、
今回のことで
反旗を掲げた石破派は、
今は陽の目を見ない弱っちい
野犬みたいなところに
甘んじるかもしれないが、
石破茂氏本人が
次に総理になるにしても、
石破氏支持を
投開票日前日に表明した
小泉進次郎氏にしても、
この2つのビッグネームにとっては、
良い宣伝と
安倍政権には異を唱える
という何よりもの結果を
今後の実績として
加味できる選挙戦を
演じ終えたと私は考えている。
やはり、この2人は、
現在、潜在的な期待感は
集められてはいるものの、
時勢や機会に
恵まれないことも作用して、
時流に乗るべき
本当に最高のタイミングを
待ち受けるという
極めて攻撃的な
ディフェンスを誇った。
やはり、
本気で政治の中枢を担う
覚悟と意欲と、
総理大臣を務めるべきは
己という自負が透ける。
安倍政権が
これから失脚しようとも、
安倍政権が任期を終えようとも、
より進化した
新生自民党バージョンの
青写真を携えているようだ。
良くも悪くも、
その上をいく準備と自信もあるから、
やはり、
総裁選をたとえ玉砕と
揶揄されたとて挑んだし、
そういう志を持った
熱い魂を持つ人間を
支持したという過程が
各位の財産になる。
あの時
逃げ回ったり現実逃避した
愚か者ではなく、
後先振り返らずに国益を優先して、
権力に立ち向かったという事実を
石破立候補張本人にとっても、
又は、
小泉進次郎氏を中心に
石破陣営支持者それぞれは
箔をつけた、手に入れたと言えよう。
対峙したのは、
勝ちゃいい選挙という
ゲーム性に飲まれることなく、
立派なセールスポイントや
強みになるのだ。
失敗は成功のもと
に倣って、
負け戦などは
この総裁選においては無く
中長期的でいて
視座の高い
そして緻密な計算を
構築した戦略の一環として
上手く利用したという
見方もできなくない。
敗者など存在しないのかもしれない。