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2025年入試の時事問題を考える その12

無料公開記事その12です。
今日は最近問題になっている国際紛争について紹介します。

全文はこちらから(有料です)
2025年入試の時事問題を考える|田中則行 (note.com)


3,2025年入試の時事問題を考える②~関心が続いているもの
 次に2024年以前から注目され、来年の入試でも出題される可能性の高い時事問題を紹介します。ここからは去年の5月に書いた記事をベースに加筆作成しています。去年の記事のリンクを貼っておきますので参考にして下さい。
2024年入試の時事問題を考える|田中則行 (note.com) 
 では、どのようなニュースがあったか見ていきましょう。

(1)イスラエルとパレスチナの対立

 2023年にパレスチナのハマスがイスラエルに攻撃を行ったことでイスラエルとパレスチナが紛争状態になりました。現在はイランも関係するなど中東情勢が緊張状態になっています。
 2024年入試でも間に合わせた学校はありますが、2025年入試の方が注目される可能性があります。
出題されることは大きく2つです。1つは中東地理です。イスラエルとその周辺国の場所を押さえておくといいでしょう。地図を見れば対応できるはずです。  
 もう1つは石油危機です。イスラエルを中心とする中東戦争の1つである第四次中東戦争では石油危機が起こりました。それについて問題で聞かれる可能性が高いです。 
 以上のようにイスラエルとパレスチナの対立は地理分野での出題が考えられます。ですが、扱われるのは石油危機など授業で習ったものが中心です。石油等の資源に関心を少し高めておけば十分に対策になるでしょう。

(2)ロシアによるウクライナ侵攻

 2022年の2月の終わりからロシアによるウクライナ侵攻が続いています。関心が薄れつつありますが、様々なものに影響を及ぼしているため関心を高めて欲しいです。
 出題されやすいのは以下のテーマでしょう

①国際連合
 
イスラエルとパレスチナのハマスとの対立でもそうですが、こうした国際紛争について国際連合、特に安全保障理事会が十分な役割を果たしていません。その背景に拒否権があります。拒否権などを通じて国際連合について理解を深めるとよいでしょう。
 先述の世界遺産と関連づけて国際連合が出る可能性も十分に考えられます。
②日露(日ソ)外交史
 
1792年のラクスマン来航から、現在の北方領土問題までの江戸時代後半から現代までの歴史の問題が出る可能性があります。
 特に日露戦争については2024年からみて120年と周年問題でも出題される可能性が考えられます

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