さあ、続きを読むのか、読まないのか、どっちなんだい?
「夜明けのはざま」以来、町田そのこさんにハマり、次々と読んでます。
(かつて書いた「夜明けのはざま」読書感想の記事)
読んでるのは「宙ごはん」と「52ヘルツのクジラたち」。なんで2冊を同時に読んでるのか。そう。疑問ですよね。それは「続きを読む覚悟が、今はない!」と感じ、ストップしちゃったからです。
本にのめり込むほど、「この先、こんな展開だったらいいな」という私の希望がムクムク湧いてきて。思う感じだったら、「だよね〜」と予定調和の安心感に包まれます。うんうん、わかってたよ。そう、それそれ。心の中で相槌をうって、次のページに入ってく。
ところが読んでた2冊ともに、思ってもみないエピソードが来て。そのページをたった2、3行読んだだけなんだけど、これは予想外の展開っぽい。それも読んでる私の胸が苦しくなりそう。そんな不穏な空気がビシバシ漂ってきて。そう思うやいなや、息を深く吸ってバタンって。本を閉じてしまいました。
ちょっと待って。心の準備がいるやつだ。よし、ちょっと待とう。
そんな調子で「宙ごはん」を一旦置き、「52ヘルツのクジラ」を読み始め。いまは「52ヘルツのクジラ」を一旦閉じてしまいました。どーすんだ、この状況。
考えた結果、心を落ち着かせるべく、こうやってnoteをしたためております。さあ、書き終わるぞ。どうするワタシ。
よし。お風呂に入ってリセットした上で、どちらかの続きを読もう。心は決まりました。はあ、よかった。
町田そのこさんは、忘れてた自分の感情を、呼び覚ましてくれる作家さんです。繊細なんだけど、力強い。相反する要素のはずなのに、両方が同居してる。読んだらきっと、色彩豊かな心になれます。
年末年始のお休みにいかがでしょうか。オススメです。
では また
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