だいじょうぶ 絶対幸せになるから
初めて読んだ本です。グッときました。
告白します。わたしはとっても孤独に弱い。決して死にはしないんだろうけど、死ぬんじゃないかと恐怖を覚えるほどにダメでした。数年前ようやく「孤独が怖いんだ」と自覚です。
そっか。孤独って、やっぱり大切なんだ。引用した箇所を読んだとき、胸にストンとくるものがありました。わたしは孤独、ダメなんだ。でもあの時、やっぱ味わうタイミングに来てたのかな。やむを得なかったか。反芻して言葉を味わいました。
少しだけ、この本を手にした経緯を話させてください。きっかけはこちらの記事でした。
記事の中にあった物語の続きが気になり、本を探しに行きました。お目当ての本はなかったのですが(残念。また探します)、同じ著者さんで唯一あったのが、引用した「結婚のずっと前」です。
手にとり読むうちに、引き込まれました。折しも昨日、自分の恋愛への思いを踏み込んで書いたところ。結婚の前って本を手にとるとは、おもしろい展開だな。自分で思いました。
引用は行間もそのままでしてます。行間の奥行きと言いましょうか。行間に著者の坂之上さんの思いがあるように、わたしは感じたのです。いかがですか。
他にも心にささった箇所が、たくさんあります。
どうしましょ。わたしは全然許せない女です。どこまでも怒ってます。許せない女だけど。でも、だからだな。この箇所を読んだ時、笑ってしまいました。
ツラいとき、膝を抱えてしゃがみ込むしかないこともある。「しゃがむ」は「かがむ」と著者さんは描いてて。かがむは助走です。飛び出す3分前。かがむなら、なんぼでも落ち込んでいいと思いませんか。読んでて心が奮い立つ思いでした。
タイトルに結婚が入ってる本ですが、読み終えてみて思うのは、結婚という言葉はただ考えるキッカケというか。世の中に男性と女性という立場があって、結婚を通して互いにどう関わっていくか。
互いに関わる中での良いこと、悪いこと。交わること、すれ違うこと。重なること、離れること。それぞれの思いを言葉で綴られてる本だと思いました。だから読んだ方によって、響く箇所はずいぶん異なると思います。
さて、いまもなお不安いっぱいのわたしです。そんなわたしは本の最後のページに励まされました。今日はその励まされたページにて、おしまいです。
どうぞ、あなたに幸多からんことを。