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漫画『ダンダダン』が淡泊でメチャクチャ面白い件

ども!ちょこぷりんです。
今回は筆者が読んでいる漫画のオススメ回です。

皆様は『ダンダダン』という漫画をご存じでしょうか。
次にくるマンガ大賞2021で2位にノミネートされるくらいの人気作品。
SPY FAMILYや怪獣8号と同様にジャンプ+がプッシュしている漫画なので、知っているって読者は多いハズ。
筆者はこういうプッシュされて周りの人気が高い作品は先ず手に取らないようにする傾向が御座います。(未だに鬼滅の刃を読まず視聴せずな理由もコレ)ですんで知ってはいたものの読んでなかったんですよね。

ですが、最近講談社系の漫画アプリ"ゼブラック"を利用しており
たまたま『ダンダダン』が出てきたので1話だけ読んでみるか…と、読んでみたところハマっちゃいました。

この作品、ストーリーはそこまで小難しくなく描写のキレイさで読者を
落とし込む感じの作品なんです。
言うなれば『多くを語らず、表現で見せてくる』感じ。
描写で表すならば『作品がラフに肩を組んできて、いいトコロで重たーい
ボディーブローをガツンと入れてくる』
といった作風だ。
だもんで読者としては読むスピードが速いものの描写の鮮明さに心を持ってかれるんです。

という感じの本作を、今回はご紹介していこうと思う。
まだ7巻分しか読めていないのでソコはご愛敬を。
それじゃ、いってみよう!





あらすじ

霊媒師を祖母に持つ女子高生、綾瀬桃は、宇宙人の存在は信じていないが幽霊は信じている。
オカルトマニアの男子高校生、高倉健は、幽霊の存在は信じていないが宇宙人は信じている。
ある日、俳優・高倉健似の人生初の彼氏に振られた桃は、偶然見かけた健をいじめから庇う。健は話しかけてきた桃を同好の士と勘違いするが、オカルトに対して正反対のスタンスを持つ二人は取っ組み合いになり、「自分の信じるものの存在を証明出来たら相手をパシリにする」という勝負をすることなる。
互いが指定した「UFOスポット」「心霊スポット」で奇しくも同時に宇宙人と妖怪に遭遇してしまった二人は、互いの理解を超越した怪奇の世界へと足を踏み入れていく。

wikiより

あらすじ部分は1話の部分だね。
1巻まで話を膨らませると、上記の宇宙人・妖怪を何とか退治するところまでとなる。
そう、この作品はバトル漫画だ。
コッテコテのヤツで、理屈でのバトルというより道理でねじ伏せる系のヤツ。だもんでサクサクっと読めるのが本作の強みだと筆者は思う。

主人公たちの説明

①綾瀬 桃(モモ)

主人公の女子学生。ヤンキー口調は婆ちゃん譲り。
あらすじの流れでオカルンと交流し、お互いに怪異に嵌っていく。
宇宙人との遭遇により超能力が覚醒。ピンチを逃れる。
で、覚醒した超能力を使って戦う。のが本作での立ち位置。

オカルンが時たま見せる"高倉健"似の口調に弱いシーンが可愛い。

②高倉 健(オカルン)

こちらも主人公。男子学生。ヒョロなオカルトヲタク。
あらすじの流れでモモと交流し、お互いに怪異に嵌っていく。
妖怪もといターボババァに呪われ、モモとモモの婆ちゃんに助けられる。
ターボババァに勝つことで"変身"能力を得る。
今後は変身能力を使ってモモらと戦っていく。

根暗そうに見えて芯がしっかりしており、怪異に困る人を助けている。

③ターボババア

あらすじに登場する怪異。まさかのターボババァ。
キャラ選出が面白いが強さもピカイチ。
オカルンを呪って窮地に追いやる力を持つ。
冒頭の的とは思えないほどメチャクチャ強い。

④セルポ星人

あらすじに登場する怪異。性器を奪おうとする謎の宇宙人。
こちらはターボババァとは違ってかませキャラ。
モモをとっつ構えてしまったが運の尽き。
だが度々登場するあたり宇宙人代表の立ち位置なのかもしれない。

Why!? ターボババァが主役!?

そうなんです。キャラ紹介の通りターボババァがメインキャラクターとして
登場します。こんなん今まで無かったぜ。
妖怪バトルといえば「地獄先生ぬ~べ~」が思いつくが、こちらはジェットババァだった。ほか妖怪ウォッチは未登場のようで、東方projectでは技のモチーフとして引用されているくらいだ。ホントめずらしい。
(そも正式名称?はターボばあちゃんだった。)

聞いただけでは序盤のチュートリアルキャラかと思えば強さはピカイチ。
序盤なのに主人公らを窮地に追いやりまくる。
ターボババァがピックアップされたことにまず驚くが、その強さにも驚きが止まらない事だろう。

合体! ターボババァ!!!!

オカルンの説明にも入れた通り、ターボババァを攻略した後に憑依されたままになり、ターボババァの能力を使うことで"変身"ができるようになる。
本作は基本、怪異を憑依することで戦うことができるようだ。
なのでモモとオカルンが共同して怪異と戦っていく。

変身描写もウルサクなく、また描写がカッコいいので見ていて疲れない。
妖怪変身ものとしてもいいトコロ取りができていると思う。

妖怪漫画としては"うしおととら"に近しい

妖怪漫画としてみてみると結構な作品がある。
「夏目友人帳」「ぬらりひょんの孫」「ゲゲゲの鬼太郎」「地獄先生ぬ~べ~」など。「ロザリオとヴァンパイア」もあるけれどアレは吸血鬼の話がメインだもんで。
上記らは筆者も読破したが、近しいと思える作風は「うしおととら」かなと思う。
怪異を憑依する感じは「地獄先生ぬ~べ~」だが、ストーリーの掘り下げや
戦闘描写は「うしおととら」だと思う。
近しいだけで全く同じ!ではないけれど。

妖怪ものの漫画って結構あるんだね。

バトル多め・たまに悲しい描写・日常回はサクサクっと。
が好きな方には『ダンダダン』はとても合うと思うぜ。

おわりに

伝えたかったことは作風がイイ意味で"淡泊"であること
昨今の作品は伏線だの考察だの、複雑な構想を練った作品が人気になり、そういったエヴァ考察厨が湧きたつような作品に疲れた人向けともいえるのが本作だ。

突如出くわす怪異に主人公らが如何に打開していくか。
コレがサクサクっと読めてしまうのが嬉しいところだ。
小難しいことなど無いからね。眼前の怪異を何とかするぜ!なのが分かり易くてイイヨネ。

さすがは「次に来るマンガ大賞2021」にノミネートされるわけだ。
アニメ化も果たす本作だが、この描写を表現しきれなければ本作の面白みが欠けてしまう事だろう。果たしてどうなる事やら。もちろん筆者もアニメを視聴してみるぜ。

興味が湧いたら1巻だけでも読んでみて!ハマったら一気に読み切れちゃうこと間違いナシだぜ!


「それじゃ、また来週!」

#毎日note #読書感想文 #漫画 #マンガ感想文 #ダンダダン

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