ゴジラマイナスワンから学ぶ"生存フラグ"の多用による影響
ども!ちょこぷりんです。
今回は"考察回"です!
皆様は【ゴジラ-1.0(マイナスワン)】を視聴されましたでしょうか。
直近で地上波放送まで行っており、海外人気も後押しになってか怪獣映画としては異例の人気っぷりですよね。
筆者もそんなゴジラ-1.0は大好きでして、劇場には4度も足を運んで見に行きましたし、Amazon Primeで視聴可能になってからも何度か見ました。
何度も見返しても感傷に浸れる映画な気がします。さすがは山崎監督。
そんなゴジラ-1.0を視聴された方ならば、脳裏に焼き付くほど記憶に残る場面があったかと思います。
そうですね。
各キャラの『やったか!?』ですね。ハイ。
これでもかと言いますもんね。
倒したと思ったシーン全てに入れ込んでおります。
これはネットスラングで"生存フラグ"と呼ばれる流れでして、戦闘において敵を倒した後に発する『やったか!?』は、大体の敵は生存するというもの。
ことゴジラ-1.0では全ての戦闘において『やったか!?』を発してます。
"生存フラグ"に慣れ親しんだ人からすれば「それ言うたら終わらないパターンやないかい!」と、ツッコミを入れたくなるくらいに分かりやすいです。
ですが、本映画は『怪獣映画の威を借るヒューマンドラマ』とさえ言われるほど、ドラマパートに力が入っている作品です。
人気になった後に視聴された方の大半は、ヒューマンドラマがアツい!という話題に気になって観た方も多いと思います。
そのくらいヒューマンドラマのパートが長いので、ゴジラの登場および戦闘描写は短いのです。劇中の1/5くらいじゃないかなと、筆者は思っております。
そのため戦闘描写は分かりやすくテンポよくする必要があったのだと思います。
つまり、『やったか!?』は劇中のテンポをアップさせ、戦闘の結末が分かりやすくする意味もあってあれだけ多用されたのだと思います。
戦闘の緊迫感を重要視するよりも、分かりやすさとテンポの良さに軍配が上がったということ。
確かに、ゴジラを倒したか倒していないかでドキドキするよりも、役者に『やったか!?』を言わせることによる緊迫感を入れた方が迫力があります。
なにせこの映画はヒューマンドラマですから。怪獣のおどろおどろしさより役者の演技のほうを重点的に見せた方が分かりやすくなった。というわけですね。
さて議題にある「"生存フラグ"の多用による影響」についてですが、結論としては"生存フラグ"を理解している側が気にしだすと変にも感じるが、全体的に見ると構成のスピードを維持しつつ戦闘を盛り上げた。といったところでしょうか。
これは人間と人外がメインだからこそ成り立つわけで、人間vs人間では会話が多くなりすぎて微妙になってしまうのだと思います。喋れない人外側の声を代弁している。のかもしれません。
もし、『やったか!?』を多用したい場合は、倒された側が喋れないようなキャラかつ、スピード重視の構成にしたい場合は役に立つのかもしれません。
ま、ゴジラ-1.0のように多用によるヘンテコ感が出ないようにするのが大変かもしれませんけどね。
おわりに
以上、気になっていたゴジラ-1.0の『やったか!?』について記事を書きました。筆者は佐々木倉之助さん演じる秋津さんの『やったか!?』がメッチャ好きです。
文字にするならば、『やッッたかァー!?』くらいに演者のクセが出ていて漢っぽさが出ててイイんです。大好き。いつかオマージュさせて頂きます。
放映から日にちが結構経ちましたが、次回作の発表が出るくらい人気で筆者は嬉しいです。ドンドンとゴジラの人気が再熱してくれたら嬉しいぜ。
それではみなさん、何かを成し遂げた時にはこう叫びましょう。
『やったか!?』
「それじゃ、また来週!」