Lomokie Diary #47🇬🇭「1年目の活動まとめ」

2024年5月28日 01:13

最近、日本の勤務先(県立高校)に向けてこれまでの活動をまとめる機会があったので、noteでも。

１．1年目の活動まとめ

少々恥ずかしいですが、百聞は一見にしかずということで。Lomokieが1年目にどんな活動をしていたかを知るには、JICAの公式YouTubeに上がっている動画「JICA海外協力隊活動紹介〜保健医療分野〜」をご覧いただくのがいちばん早いかと。こちらです↓

私の職種は学校保健で、配属先は郡の教育委員会です。主に、郡が管轄するベーシックスクール(幼小中一貫校)で活動をしています。

先生方への聞き込み調査や観察を経て、この学校には2つの課題(①３か月間水道料金を支払わなかったことによる１か月間の断水②ごみのポイ捨て)があることが分かりました。断水していると、傷口の洗浄や手洗い、トイレ掃除用の水を充分に確保できません。また、狂犬病発生数が多いこの地域において、動物に咬まれた際には 15 分間の洗浄が必要と言われていますが、断水していてはそれも困難になります。

これらの課題を解決すべく導入したのが「プラスチックごみ(ビニール袋)回収プロジェクト」です。ガーナにはビニール袋を回収して売却することで収入が得られるリサイクルのシステムがあります。また、ガーナでは「ピュアウォーター」と呼ばれるビニール袋入りの飲用水が一般的です。そこで、昨年の 11 月に、 「飲み終わったピュアウォーターの袋を回収して得られた収入を水道料金の支払いに回す」というプロジェクトを始動しました。これにより、ポイ捨て防止(学校の環境美化)も目指しています。

ピュアウォーター(ビニール袋入りの飲用水)
(Lomokie Diaryにも度々登場しています)

２．経過

いまのところ、毎月40〜50セディほどの収入を得ています。これは、だいたい1ヶ月分の水道料金と同じ金額です。いいかんじ。

３．課題２つ

プロジェクトをはじめてから5〜6ヶ月が経ちまして、課題がちらほらと浮かび上がってきました。

1)ごみの分別

2種類のごみ箱(プラスチックごみ専用・その他のごみ用)を用意していますが、時々どちらか片方しか設置されていないことがあり、そうなると途端に分別されなくなります。

上のボックスは、先輩隊員さんが飲み終わったピュアウォーターの袋を縫い合わせて作成した「ピュアウォーターBOX」です。活用させていただいています。これはどこからどう見ても「プラスチックごみ専用」だと分かるはず！と期待したのですが、「その他のごみ用」のごみ箱が隣に設置されていない状況下では、残念なことにビスケットの包み紙やプリント類が捨ててありました。

2)相変わらず目立つポイ捨て

ごみ箱が適切に設置されていなかった日の放課後、校庭を見るとあちらこちらにRubbish!!

みんなが思わず分別したくなっちゃうシステム作りと、リサイクルやポイ捨て防止の大切さを伝える教育が必要。ここからが勝負。

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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。

JICA海外協力隊 2022年度4次隊まこし

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