京都ライター塾 アドバンスコース 第3期 6回目(最終回)
全6回のアドバンスコースが、ついに終わってしまいました。
最後の講座は商業ライターとして「イベントレポートを書く」
これまでも受講レポートをnoteに書いているから、今回の課題は割と楽勝だな!と、たかを括っていましたが、最後の課題ならではの大きな壁がありました…。
そうしてできたレポートへのフィードバック内容と、6か月受講してみて、どのような変化があったのか、振り返っていきます。
アドバンスコースの概要
「京都ライター塾アドバンスコース」は、「書く」をメインにした実践的な講座であり、「知っていてもやってみると出来ない」を体感できる講座です。
そして、実践的でありながらも”練習”だからこそ、正解を選ぶのではなく、最低限の基礎を踏まえて、自分が書きたいと思う書き方を試して、盛大に間違えられる場所です。
講座は、月1回×6か月で全6回、受講時間は各1時間30分で、すべての回に事前課題と添削がありました。各回の講座内容はこちらです。
第6回目の講座内容
事前課題で書いた「イベントレポート」の条件はこちらでした。
そして、実際に書いたレポートはこちら▼
講座当日は提出したレポート記事へのフィードバックと、イベントレポートを書くコツを教えていただきました。
誰に何をどう伝えるのか。
そもそも「エッセイを書く」という行為は、多くの人がやるようなものでははなく、やる必要があるというものでもありません。
これを「媒体の読者」に興味を持って読んでもらえるようにするために、どうしたらよいのか、が大きな壁でした。
まずは、企画を立てる回で学んだ「媒体の特徴をつかみ、読者を想定」し、方向性はなんとなく見えたものの、伝え方にとても悩みました。
読者へのアプローチ方法
私は「mi-mollet(ミモレ)」に掲載することを想定して、参考になる記事を探すため「イベント」「レポート」というキーワードで検索をしました。
しかし、該当するものが見当たらず、mi-molletの媒体の特徴である
「明日の私へ、小さな一歩、自分を責めない、他人と比較しない」というキーワードに注目して、エッセイで得られることを軸に、イベントレポートを作成しました。
講座では、講師である江角さんが媒体ごとに参考記事をいくつか見せてくれたのですが、そのどれもが「イベント、レポート」ではなく、「ライティング、メール、チャット、ビジネスライティング」など、「書くこと」についての記事。
そして、記事の内容は似ていてもタイトルが、各媒体の読み手に突き刺さるような切り口で、読者を惹きつける執念を見たような気持ちになりました。
イベントならではの空気感をイメージしてもらう
江角さんが用意してくれた「イベントレポートで意識すること」の資料によると、この3つが大事だそうです。
ほかにも、各受講生へのフィードバックの中で「レポート記事」ならではの大事なポイントを感じたので、書いていきます。
臨場感を出すための割合
イベントの醍醐味は「場の空気」です。読み手にも、その場にいたような気持ちになってもらえるよう、空気感が伝わる内容にすることがイベントレポートのポイントになります。それを読者に伝えるには、状況説明や登壇者の話した言葉を多くすると良いそうです。
しかし、状況説明だけでは、参加したことでの気づきや変化まで、読者はイメージできないため、参加者の声も適宜入れる必要があります。
状況説明、登壇者の声、参加者の声、これらの要素をどれくらい盛り込むのかを知る際にも「過去の類似記事」が参考になると、江角さんからアドバイスがありました。
補足、翻訳すること
ライターの基本的な役割と言っても過言ではないほど、大事なのが「補足、翻訳」することです。
特に「話し言葉」は、多少単語が欠けていても、その場にいると理解できることが多いので、文章にする際は、読み手がわかるよう、実際には話していなくても「補足、翻訳」することが必要になります。
補足、翻訳がないと、読者は置いてけぼりになってしまいまうからです。
プロフィールでも納得感を出す
記事には「寒竹さんのプロフィールを入れると」いう条件もありました。
寒竹さんの経歴は多才で、どの経歴を載せるべきなのかと悩み、既存のプロフィールを要約して書きましたが、フィードバックを受けて、プロフィールも記事のひとつだということに気づきました。
今回のイベントレポートでいうと、「エッセイの書き方講座」に寒竹さんが特別講師として招かれた理由がわかる経歴を選んで、説得力のある内容にすることです。
最終回の講座を受けて
インタビュー記事以上にむずかしく、自分の力不足な点をたくさん見て、「わかってることと、できることは違う」を痛感し、一番へこんだ回でした…!くぅ!
最終回なのに……という悔しさと、私にはまだまだ「書くこと、読むことが足りない」という課題も見つけ、これからも「書くこと」とたくさん向き合うんだろうと思いました。
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