【SLAM DUNK Gl】14話 「敏腕マネージャー健在」
テルノン会長の宣言から数日、木暮公延は改革に向けて突破口を開けずにいた。
木暮は悶々とする気持ちを抑えきれず、スポーツジムで体を動かしながら頭を働かせていた。
「田岡先生の脚本は理に適っているんだ。後は実践してもらえる人物を選出しなくては、、、、しかし中々
その条件に当てはまる人って、、、、、、。」
ルームランナーの足取りだけは進んでいく。
「あれっ 木暮先輩じゃないですか?」
木暮の一つ後輩にあたる湘北高校時代のバスケ部マネージャーの彩子だった。
「えっびっくりした!? 久しぶり このジムのトレーナー?」木暮
「そうです。色々なマネジメントする会社で働かせていただいてるんですけど、最近ここのジムのトレーナー部署に配属になったんです。」彩子
「へえ 敏腕マネージャーは健在ってわけだ。」木暮
「いやいや 高校の時も一生懸命やってたつもりなんですけど、、リョータ、、、、あっいや もっと勉強が必要だなと思いまして、、木暮先輩は?」彩子
「JBAの理事をしているんだ。バスケットはまだ好き?」木暮
「当たり前じゃないですか。」彩子
「じゃ知ってると思うけど、リーグ統合改革をなんとかしたくてね。」木暮
「バスケを愛する者にとってはただごとじゃないですよね、、、。」彩子
「彩子さーん! こんにちは 今日もよろしくお願いいたします!」
彩子が担当するクライアントから声がかかった。
「彩子 あの人って、、!?ここのジムの経営って、、、、?」木暮
某有名アスリートが彩子の担当?
「アスリートに限らず、芸能からいろんなジャンルのマネジメントするんですよ!」彩子
もしかしたら突破口が開けるかもと木暮は彩子にアポイントを取る。
「彩子!改めて相談したいんだ。時間を作ってほしい。もちろんおもてなしはするよ!」木暮
「えー高いですよ!、、、、冗談ですよーわかりました!」
「あきらめたら試合終了、、、ですよね!同じ釜の飯食べた仲間ですからね!」彩子
「ありがとう!」木暮
相変わらず敏腕マネージャー彩子の背中は頼もしい。
「さぁ!! 今日も厳しく行きますよーー!!!」彩子
頼もしい仲間の再会に一歩前に進めた気がした。
木暮の目にはあのハリセンがうっすらと見えている。