学校に行かなくなって3日目以降はどうするの?
こんにちは、今日もお読みいただきありがとうございます。
不登校支援・探究教室を運営している「きときとの杜(もり)」です。
読んで実践するだけで、子どもとの関係がふかふかになり、子育てがもっと楽しくなるブログを書いています。
今日は、前回、急に「学校に行きたくない」と言われたら・・・
という記事を書きましたのでその続編です。
この記事を読むことで、子供の不安定に引きずられない、どっしりとした対応をすることができるようになります。
いつか来るかもしれない「学校行きたくない」への心構えになります。
では、スタートです。
前回は、「行きたくない」から3日目までのことを書きました。
「行きなさい」「行くよー」と親はぶれないで
「行くんだ!」という姿勢を貫いてください。
しかし、それではやはり動けないことがあります。
いいんです。そこまでの「行きなさい」とぶれていないどっしりとした様子が、子供の不安を言葉にする安心材料になります。
少しずつですが、ジャブは効いています。
そして、そのあとです。
3日目以降はこう話していきましょう。
「私は、学校へは行ってほしいと思っていたけれど、〇〇のことを一番に考えているよ。もし、心配なことやつらいことがあったらいつでも聞くからね。お休みしたいなら休もう。」
とアプローチを変えていきます。
「行きなさい」⇒「あなたの選択を優先していったん休もう」
に切り替えます。
「今は、動いたり考えたりするエネルギーが足りないのかもしれない。
一緒にできることを探したいんだけどどうかな?」
とだけ投げかけておきましょう。
もう、話も聞きたくない、どうしてよいか分からないという様子でしたら、
しばらくは「混乱期」です。
なるべくそっとしておいて、子供の中に起こっている葛藤が収束するのを待ちましょう。
この収束作業はとても重要な成長過程です。どっしりと
「待っているからね」と構えていましょう。
3日目までにやっていた、一日の計画もいったんお休みします。
ゲーム、スマホの制限は家庭のルールのままでよいです。
好きなことをして過ごす時間を大切にしてあげてください。
親も家にいるなら、なるべく家で、ダララーと親も過ごしてあげてください。
もちろんお仕事やお出かけに行ってもらって大丈夫です。
反動でチャキチャキ家事をする方もいますが、せわしない感じのエネルギーに巻き込んでしまうのでお勧めしません。
もし、
何か一緒にできそうだ、話は聞いてくれそう
という場合には、一日に一度、体を動かして外に出る時間を設定しましょう。
散歩でもいいし、プールでもいい。何か子供がやれそうで、能動的に体を動かすものを一緒に考えてあげてください。
一日に一度体を動かすことで
「動けないからだ」になることを予防します。
人と会うとエネルギーを消費してしまうので、なるべく一人か親と二人で完結するものを選びましょう。
からだを動かす以外の時間は、自分でやることを決めてもらいましょう。
「ひまだーなにかない?」と言われた時だけ、相談にのりましょう。
その間に親は、学校との関係を切らないようにします。
学校の対応が良い場合には3日に一度は学校から連絡が来ると思います。
今のお子さんの様子をはっきりお伝えしてください。
先生からオンラインの提案や、登校刺激の提案があった場合には、
お子さんに一言だけ聞いてみましょう。
「先生がタブレットで授業みないかって?どう?」
「給食だけ来てみないかって、どう?」
一言だけです。自分を気にしてくれる存在があるということを知らせる効果があります。無理に誘うと「おうちの人はやっぱりいけない私を認めてくれていない」となってしまうので注意です。
学校の対応が良くない場合には、学校からの連絡は2週に一度ほどになるかもしれません。
その場合には、こちらから一週間に一度ほど、連絡をいれましょう。
心がつらくなるかもしれませんが、決して
「もういけないかもしれないのでしばらくは結構です」
とこちらからは言わないようにしたいものです。
お気持ちは痛いほど分かりますが、一度関係が切れてしまうと、
「見捨てられた」と子どもが思うことがあります。
どっしり構える練習として、ここは耐えましょう。
耐えた自分をうんと褒めてあげてくださいね。
今日はここまで!
ここからが、正念場になります。
(また続きを書きますね。)
テキスト通りにはいかないものですが、「どっしり構える」
これはいかなる場面でも有効です。
参考にしてください。
つながって学ぶ
「きときとの杜」