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デジタル・シティズンシップ/情報モラル教育の弊害

何かと見かけることが多かったので、読んでみました📖

教職員・保護者は一度は読んだ方が良いと思います👀
概念が変わる人がいるんじゃないですかね。

読んで感じたこと。

日本教育でのICT利活用が問題視されていることは明白ですが、その根本となる情報モラルと言う教育が一世代前の教育であることを再認識しました。

特に、情報モラル教育の実態として、道徳教育や生徒指導的な側面が強いなと思いました。

例えば、読書感想文があったとします。

生徒Aが書いた感想文を、生徒Bが読み、それを写して書いてしまったらダメですよね?
これは、何を伝えたいのか。
例えば、生徒Aが書いた感想文に共感するものや、革新的な指摘があり、生徒Bがその引用をさせて欲しいと頼み、作文にも明記した場合はどうでしょうか?
また、その使用料として¥500円を要求した場合はどうなんでしょう。

今の学校でこのような意見が生徒から出てきたら、先生はどのように答えるのか。
そこに、情報モラルとは別の「道徳」的な要素を含んだ「情報モラル」があると思います。

ただ、GIGAスクール構想が急速に進み、一人一台のコンピュータを持つ(小中高)時代がきています。と言うか、既にあると思います。

そこで求められる、「使う力」は、もはや社会権や市民権と言う部類に入ると言うことを感じました。

よく、学校で

SNSは危ないよ!個人情報は晒すな!

とか言ってますけど。(ボクも個人情報上げてますし笑)

デジタルと言うものに聖域・聖者的な心構えを求める風潮があると言うことを、肌で感じています。

例えば、電車やバスに乗るときに、電話は控えようとか、飲食は控えようとか。
こう言った行為(モラル)を守っている人が、心優しい、とても良い人!心が美しい!って訳ではないですよね。
いろんな性格や考え方を持っているかもしれないし、何かに批判的な立場を取っている人かもしれない。
けど、一定の安全を確保する知識を持ち、その知識を元にある行動ができさえすれば良いんですよね。

ICTに関しても、もはやそう言う部類になっていると感じました。

それを教育する我々教育者がその模範となり、(負担なく)利活用していくことが大事だと思います。

既に、国際社会から遅れているばかりではなく、国内の一般社会でもメールやSNSを使ったコミュニケーション・広告活動が当たり前となり、インターネットを介した業務が普通になっています。

学校のICTに関する教育は、これからどのようにしていかなくては行けないか。
これを考える余地も、もはや無くなってきているのではないかと思います。

思考、行動し、実践していく。

そして、これから社会に出ていく子どもたちに、今求められる教育に目を背けずに向き合っていく姿勢こそが、大事ではないかと改めて思いました。

本の読み方

ボクの本の読み方として、その本の全ての知識をもらおう!とは思っていません。
どちらかといえば、参考書、いや辞書的な感じで使っています📚

今回も、この記事のように感じたことで、一つ得られたものがあるので十分って感じです。

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けいすけ
何かと0から1を作るのは大変だと思います。学校はどこも似たような問題課題に対応していると思います。それなのに、先生って自分だけで頑張ろうとするんですよね。ボクの資料やnoteが1になって、学校ごとの現状に合わせてカスタムしていただければと思います‼️