宝瓶宮で何が起こっていたのか? カミュ本人が語らない「真意」を妄想する
「聖闘士星矢」を読み直して気づいたのは、アクエリアスのカミュの言動の真意は周りの人が後から解釈するものばかりで、ご本人はほとんど何も言ってないな、ということだった。本人の言葉・モノローグからは「氷河が大事」ということしか伝わってこない。
「氷河…わたしはな…いや…もはやなにもいうまい」(JC⑪ p115)
私はここがすごく好きである。作中で最もカミュらしいセリフはこれではないだろうか。
カミュは決して無口キャラではない。宝瓶宮では途中から氷河はほぼ無意識状態のだんまり