毎日、がんばっているあなたへ
あなたは、ほんとうに がんばってる
自分では、そうは思わないかもしれない
でも、すごく がんばってる
息をするだけでも、たいへんな この世界
そんな中、あなたは 毎日
たくさんのことをやっている
「わたし、 今日も 休んじゃった
わたしはダメな人……」
「わたし、今日 やろうとしたこと
なんにも できなかった……」
「こんなこと 、 誰でもやってるし
ふつうだから がんばっているうちに
はいらない……」
とても まじめで
がんばりやさんが よく言う 言葉
でも、そんな あなただからこそ
うんと たくさん自分を
ほめてあげてほしい
たくさん がんばっているから
疲れちゃうこと よくある
だから そんなときは お休みしてほしい
人によって 休まなくてはいけない長さは
それぞれちがう
立場や 状況も それぞれちがう
けして 人と くらべない
お休みを、少しとることも
なかなか できない人もいる
それでも、ほんの少し
あなたは あなたの 休む時間を
あげてほしい
やろうとしたこと、できなかったとしても
やろうとした その気持ちが
いちばん 大事
本当に 本当に えらい
大丈夫
やろうと思っている その気持ちは
あなたの 心の中にある
あせらないで できる と思えた時に
また やればいい
かならずできる
ふつう、という言葉は
誰にあてはまるのか
実は、よくわからない言葉だと思う
この世には、ふつう というものは
ないのかもしれない
みんな、生まれたところも
育った環境も 考え方も
さまざまに ちがう
自分が、ふつうと思っていたことが
他の人にとってみたら
ふつう ではないことが よくある
だから ふつう って もしかしたら
ないのかもしれない
たくさんの 人や ものに囲まれて
毎日を生きていくって 時には
精神的に つらくなってしまう
どうか、そんな時は
毎日 がんばっているあなたを
心から いたわってあげてほしい
『よくがんばっているね!』
『えらい!』
『よく堪えた!今日はご褒美だ!』
まじめで、がんばりやさんのあなたは
自分をほめることが
ちょっと 苦手かもしれない
少しずつでいい
少しずつ、
自分がやってきたことを
あたりまえ なんて思わないで
『自分は、本当によくやっている』
って、
声に出して 自分に聴かせてあげて
きっと、自分の中に
あたたかな変化が おとずれる
自分が話す声は、
自分も聴いている
自分が放つ よい言葉は、
自分をも よくする
自分の生きる時間を、
自分の思うように
自分の歩幅で
誰ともくらべず
生きていくこと
がんばりやさんのあなたに
この言葉たちが
どうか、とどきますように。