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ポケモン声優陣も参加。いつもいつでも本気で生きてるステイサムがいる「アドレナリン」

3月24日。アニメ「ポケットモンスター」最終回。
1997年の放送開始から26年続いた、サトシとピカチュウの旅。昨年末に最終章となる事が発表されて3か月、遂にここまできました。

筆者は「ミュウツーの爆誕」と「ルギア誕生」を劇場で見ていました。ミュウツーは名作の誉れ高い劇場版第1作。ルギアは主題歌が安室奈美恵さんで、TKファンだった小学生の私は半分、主題歌目当てで見ていました。

当時の子どもが親となって、生まれた子どもと一緒に観て。
それこそ「大人も子供も、おねーさんも。」見てきた物語が間もなく終わろうとしています。

そして来る最終回を前に。あえて勧めたい作品があるので紹介します。

ジェイソン・ステイサム主演「アドレナリン」です。

全然関係ねえじゃねえか!とツッコまれそうですが、見て欲しいのが吹替版。ステイサムの声はお馴染み山路和弘さんですが、サトシ役の松本梨香さんとオーキド博士役の石塚運昇さんも出演している作品でもあるんです。

ステイサム演じる殺し屋、チェリオスが毒を注射され「アドレナリンを出し続けないと死ぬ」体になってしまった所で幕開け。2作目の「ハイ・ボルテージ」は心臓を取り出され電動式の心臓を埋め込まれた事から「充電しないと死ぬ」体になってしまい、心臓を取り戻すべく奔走。

ステイサム史上ハイテンションLv.MAXの作品です。

松本梨香さんは主人公の恋人、イヴ役を担当。
1作目はアドレナリンのためにチャイナタウンど真ん中で××、2作目は摩擦による電気発生の為に競馬場ど真ん中で××してしまう頭は弱いけど無邪気なヒロインを好演していました。

石塚運昇さんは主人公が頼る女好きの裏医者、ドク役。
2作目で「お前生きていたのか笑」と爆笑する他人事ぶりに見えたかと思えば、主人公を的確にアシスト。石塚運昇さんの軽妙なお芝居が役に合っていました。

共演場面は2作目のラストのみ。やり取りで初めて「サトシとオーキドやん」となる訳で、アニメで慣れ親しんだ声優陣の吹替の一面をこうして知るというのも、乙な楽しみ方ではないかと。

とにかく倫理観ゼロ。かつてサトシはカスミの自転車を「いつか返す!」といって結局壊したのに対し、ステイサムは運転手(アラブ系)を投げ飛ばし「こいつ、テロリストだ!!からタクシー強奪

当然ながら、ピカチュウはいないので感電するにも自分でやらねばならず最後は文字通り黒焦げ状態になるまで命を燃やすステイサム。

そんなポケモンというよりはグランド・セフト・オートに近い作品なのですが、走って、走って、動いて、殴って、ヤッて、ヤッて。

「めざせポケモンマスター」の歌詞に「いつもいつでも本気で生きてる、こいつたちがいる」という言葉がありますが、ある意味今作のステイサムも無駄に生きず、本気で生きる主人公でした。

ちなみに、松本梨香さんは「ブリジット・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガーなど吹替では大人の女性役も多いです。
アニメだと「パーフェクトブルー」に戦慄しました。






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