失ったものではなく今あるものに目を向けよう

職場は私が私として生きていることを実感できる唯一の場所だ。
体調を崩して以降、職場は本当に優しい世界だとつくづく感じる。

自分でも気付けなかった体調の異変に気付いてくれる人がいる。

人に話せないくらい辛いと伝えると、何も聞かずただ傍にいてくれる人がいる。

話したい時にいつでも待ってると言ってくれる人がいる。

気分転換に外に連れ出してくれる人がいる。

テレワークが続くと、心配の連絡を入れてくれる人がいる。

元気がないことを察知し、気分が晴れる話題をチャットに流してくれる人がいる。

行き詰まってると伝えると、面白い話を聞きたい時は連絡しろと言ってくれる人がいる。

全部が私には温か過ぎて、何気なくここ数ヶ月の出来事を思い出した今日、感謝の気持ちが溢れてとめどなく涙が流れた。

失恋で失ったもの、将来の不安でウジウジしていたけど、職場の温かさを失うことを想像した時に、何千倍も苦しくて辛い気持ちになった。

今大切なのは、失ったものより、今たしかにある優しい世界に目を向けて、受け入れて感謝して日々を過ごすこと。
不思議と孤独感が収まり、前に進める気がする。
大丈夫。独りじゃない。