読書感想文 #4 コーチングの基本
今回も本を読破したので、読書感想文の更新をしたいと思います。
プロローグ
今回読んだ本は、コーチングエイ社が出版している、「コーチングの基本」という本です。
この本は、コーチングを勉強したいと思っていたときに、ツイッター上で現役コーチの方に質問をして紹介していただきました。
(ちなみに紹介してくれた方はこの人です)
内容
では早速本の内容の紹介をしていきたいと思います。
この本はタイトル通り、コーチング初心者の
「コーチングってどのようにするの?」
という疑問に答えたり、実際にコーチングを行っている人であっても
見落としてしまいがちな注意点を網羅しています。
(そう書いてありました。)
具体的な内容を書いて訴えられるのも嫌なので、簡単な説明に留めたいと思います。
コーチングとは、クライアント(コーチングを受ける人)が目標を達成できるための支援を行うことを指します。
なので、コーチから「あれをやりなさい」とか「それはやってはいけません」
などという指示、強制は行わないのが原則です。
ではどうやって働きかけをして目標達成の支援をしていくのかというと、
クライアントが気づけていない課題の本質への気づきのきっかけを与えたり、
目標達成のための取り組みを見守ったりする
ことによって行います。
例えば、職場の売り上げ目標が達成できていない社会人の方の場合では、
・自分は会社から与えられた目標を達成したいと思っているのか?
・なぜ目標が達成できていないのか?
などという質問を繰り返すことによって、
クライアント自身が本当に考えていたこと、やりたかったことに気づかせ、
目標を立て、行動を起こしていくための補助を行います。
今はざっくりとして紹介していませんが、職場などでマネジメントを行う人たちにしても参考になる事象がたくさんあると思いますので、気になった方は読んでみてください。
感想
この本を読んで感じたことは、
「自分のことを常に”認識”できているわけではない」
ということです。
というのも、先ほどの例で挙げさせていただいたように、人々はコーチからの問いかけによって自分だけの思考ではたどり着けなかった自己の思想にたどり着けるのだと実感したからです。
表面的に発生している課題と、それに対する自分の安易な対策法ではなかなか改善できない事象がたくさん存在していると思います。
これらに対して自己で認識するきっかけやそのための思考を提供してくれるのが
「コーチ」という存在であり、現在の世の中では非常に重要な職業なのではないかと感じています。
理由は、現代には「正解がない」からです。
これはイメージの話になってしまいますが、これまでは職場や社会の中である程度ルールなり、正解があって、それを正確にこなすことのできる人材が優秀とされてきたと思います。
しかし、これからの世の中では、DXなどの情報革命が起こり、様々な価値観、様々な正解が混在しています。
こうした世の中では、誰かに言われたことをこなしていたり、他人の言葉を鵜呑みにしてしまっていたりしていては、本当の意味での成功はできないのではないかと思います。
やはり、自分の意思を持って、自分のやりたいことを、自分の価値観に照らし合わせて行うことが重要ではないでしょうか?
そうした生き方をしていくために、自己を認識する必要があると思うのですが、自分一人の力で自己を認識することはとても難しいと思います。
私も就職活動をきっかけに自己分析を始めましたが、かなり大変です。
理由として、「なぜ」の反芻に入ってしまい、考えることが大変なことを考えなければならなくなってしまう事態に陥ることが多かったからです。
これに対してコーチングは他者の冷静な視点からの問いかけを得ることができるので、自分を追い詰めてしまうような思考に陥ることが少ないと感じています。
これによって、ある意味楽に自己を認識することができ、
さらには目標設定からその支援まで行ってくれるのですから
めっちゃ心強いと思います。
自分の早くコーチングの技法を身につけて、いろいろな人の自己認識と自己実現を助けていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?