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「やわたブランド ヤワタカラ」のロゴができるまで

地域の魅力を拡げるデザイン事務所 包むデザイン、デザイナーのツツムです。

Webサイトの制作物語で語りきれなかった制作の過程などをnoteでお伝えできればいいなーと考えておりまして、第一弾として京都府八幡市の地域ブランド「ヤワタカラ」のロゴ制作のお話をさせてください。

ブランド新設に伴い、制作させていただいたロゴは京都府内でも好評みたいでとてもありがたいでことです!


デザインコンペへの参加

京都府八幡市ゆかりのデザイナーにコンペ参加をしてほしいという情報があり、デザインコンペに参加しました。

新設の地域ブランドとのことでしたが、企画コンセプトなどしっかりと打ち出されていましたのでデザインコンセプトを考えてデザインと提案書を制作いたしました。

デザインコンセプト

デザインコンセプトの前にブランドコンセプトがこちらです。

「はちまんさんの門前町」にようこそ

神と仏、人と人、3つの川がこのまちで出会い、千年の歴史と豊かな自然が、様々なものがたりを紡いできた。この地の記憶を未来につなぎ、新たなチャレンジをも創造する。それが、やわたブランド『ヤワタカラ』です。

やわたブランド『ヤワタカラ』:ヤワタカラとは

このブランドコンセプトからざっくりと以下のようなデザインコンセプトを打ち出しました。

  • 八幡市内の方が親しみを持ち話題にしやすい

  • 市外・府外の方にも親しみやすい

  • 歴史や文化を感じるが柔らかいイメージ

  • 和なデザインだけど、赴かない

  • 新しくてモダンなイメージ

  • 元気が出るデザイン

ショートスケッチ

デザインコンセプトなどを加味した完成形に近いショートスケッチです。

ショートスケッチはまず、個別でモチーフをたくさん描きだしてその中からコンセプトにあわせて組み立ててロゴのラフ案に仕上げていきます。

上のスケッチでいうと、『鳥居』『山』『竹』『川』『鳩』のモチーフをかけ合わせてつくっています。その他にも和菓子などのモチーフを描いていたのですが具体的なモノのイメージをあえて省いていきました。

八幡市らしさをどう表現するか

コンペを通過して、実際にロゴを仕上げていく作業の中で以下のようなフィードバックをいただきました。

  • ロゴが笑っているようで可愛い!

  • 和モダンで可愛らしさを感じる!

  • もう少し八幡市感がほしい

  • 八幡がつく地域が他にもあるので京都の八幡市をもっとアピールしてほしい

なるほど…
確かに『鳥居と鳩は石清水八幡宮』『山は男山』『竹はエジソンの竹』『川は全国でも珍しい3つの河川が合流している』と八幡市の人ならわかるけど府外にも親しみを感じてもらうには少し弱いですね…

色を工夫したり、ロゴタイプは作字しているのですがそこをこだわったりしたのですがまだ少し弱く…結局は『YAWATA COLOR』の文字の上に『KYOTO』の文字をいれることで落ち着きました。

最終調整

最終調整はほぼ山のデザインを変えるのみでした!
八幡市の男山は古来より涅槃の形をしていると言われておりかなりこだわられていました。あとは書体の微調整などもあり、納品させて頂きました。

完成しました!

ロゴの完成形がこちらです。

鳥居のマークがどこか笑って見えるようなロゴに仕上がりました。
はちまんさんの門前町ということで鳥居を中心としたロゴになっており、鳥居の中に「笑顔」「竹」「八幡市の八の字」が組み込まれています。

鳥居の周囲には、男山、木津川・宇治川・桂、平和を象徴する鳩のマークがが入っています。

ヤワタカラのロゴ制作に携わって

改めて、包むデザインのある八幡市の特徴や魅力を再認識してロゴとして伝え、考える切っ掛けとなったロゴ制作でした。

ヤワタカラアンテナショップ外観
ヤワタカラアンテナショップ内観


ヤワタカラ展開

最後に…

日常にヤワタカラのロゴを見ることも多く改めてとてもいい機会をいただけたと感謝でいっぱいです!

また、ロゴをとても大切に使っていただいて本当に嬉しいです。
これからも包むデザインにご相談・ご依頼いただいたお仕事の一つひとつを大切にして日々お仕事とともに成長していきたいと思っています。

よろしければ、Webサイトで公開している制作物語もお読みください!


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