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ドラマ鶴木

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好きなドラマの話。推しの話を書いてます。
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#映画感想

映画「あの子は貴族」。ふたりの女性の自立への目覚め

映画「あの子は貴族」をみた。 私の好きな映画のひとつに入るなと感じた。 門脇麦ちゃんと水原希子ちゃんのふたりを中心に見えない階級を描いている。 以下あらすじなので知りたくない方は読まないで下さい。 麦ちゃん扮する華子は正月に家族でホテル内の料亭の個室で懐石料理を食べる家。 そこに向かうのにタクシーを使うのが当たり前。 彼女は正月のその場に結婚を考える相手を伴う予定だった。だがドタキャンされる。 理由は彼女の家柄と相手が違うらしいと言う感じ。 麦ちゃんは家事手伝いをしている。

心底惚れるって、その人だけが例外になっちゃうってことなんですね。映画「窮鼠はチーズの夢を見る」

映画「窮鼠はチーズの夢を見る」。もう9月には公開されていた作品だったが家のそばの映画館にやっと来た。やっとなのに気がついたら2週間ぐらいたってて終わってしまうところだったから慌てて観に行った。 この映画の原作を読んでいない。関ジャ二∞の大倉忠義くんが主演していて、そのポスターの顔がとても素敵だった、たったそれだけで行くことにした。 (今回アドベントカレンダーのために加筆修正しました) 観たら「流され侍」と言われる女好きのクズ男と、このクズを巡って嫉妬にかられてる重い

映画「空気人形」の死生観

是枝裕和監督の作品が好きです。 今とても有名な監督ですので、ご存知の方も沢山いらっしゃることだとおもいます。 「空気人形」はもとは漫画が原作だそうです。 韓国女優ペ・ドゥナが主演のファンタジー(だと私は思うのですが、ちょっと映像でグロテスクな場面もあるので、簡単にそうは言いきれませんけど)・・・。 ここに表現される、生死観、虚無感、それを出演している俳優陣がとてもうまく表現しています。 ペ・ドゥナ演じる「のぞみ」はラブ・ドールです。これを演じられるのはやはり彼女しか

人生なんて他人から見たら(映画「パルプ・フィクション」)。

先日Q・タランティーノの「パルプ・フィクション」をみた。すでに25年たっている。 あの頃映画をよくみていたなと思いながら、内容の方はうろ覚えだったから思い出しながら作品を追っていた。 中年になったトラボルタはまだセクシーだったし、ユマ・サーマンも魅力的だった。 あの作品のよさは時系列がパズルのようになっていて、最後の場面で全てが繋がるところだろう。 元になっている作品があり、それを下敷きにしていると言うこともあるんだろうけれど映画に詳しくない私にとっては分からない。