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ハロー!プロジェクト シャッフルユニット(Updated 25 Ver.)
2000年
『ASAYAN』の企画で始動
モーニング娘。、平家みちよ、太陽とシスコムーン、ココナッツ娘。の16人が参加。当時はハロー!プロジェクト自体が浸透していなかったことからスポーツ紙では「モー娘。ら16人」「つんくファミリー」などと紹介されることが多かった。この年は『ASAYAN』の企画のため番組と関わりがなかった三佳千夏やカントリー娘。、デビューして間もなかったメロン記念日は不参加だった。当時のモーニング娘。の人気メンバーであった安倍なつみ・市井紗耶香・後藤真希を各ユニットのセンターポジションに配置して個々の人気をCDの売上で比較したかったと考えられる。当初はこの組み合わせで継続する可能性も視野に入れていた。
2000年1月30日、『ASAYAN』でつんく2000年超緊急計画衝撃大発表と題してモーニング娘。らつんくファミリー16人をシャッフルして3組のユニットを結成することを発表。メンバーは収録スタジオに集められ、その場で組み合わせを発表、そのままジャケット写真撮影に直行する展開となった。
2000年2月、『ASAYAN』でレコーディング風景を放送。矢口真里は「あか組の後藤真希が気になる」と対抗心を燃やしていた。
2000年3月8日、黄色5「黄色いお空でBOOM BOOM BOOM」(最高3位)、青色7「青いスポーツカーの男」(最高4位)、あか組4「赤い日記帳」(最高2位)をそれぞれリリース。
2000年4月、オムニバスアルバム「プッチベスト 〜黄・青・あか〜」が歴代1位の初週売上枚数の記録(※2025年現在も記録が破られていない)。
2000年6月、『スーパースペシャル2000 天国か!? 地獄か!? あか・青・黄 大激突バトル in ハワイ』で番組限定ユニットが誕生。各ユニットにモーニング娘。の4期メンバーとメロン記念日が加わった。
2000年8月、『ハロー!モーニング。』および『モーニング娘。のへそ』で辻希美が卒業した市井紗耶香に代わって青色7に加入するドキュメント企画「青色7を救え!」を放送。辻は夏のハロー!プロジェクトツアーから青色7に合流し、市井のパートを担当した(※センターポジションは矢口真里)。
2001年1月、ハロー!プロジェクトのコンサートツアーで解散したT&Cボンバーに代わって石川梨華が青色7、吉澤ひとみがあか組4、加護亜依が黄色5にそれぞれ加入。あか組4でココナッツ娘。のダニエルが体調不良でツアーを欠席していたため代役を前田有紀が務めた。
黄色5
安倍なつみ・保田圭(モーニング娘。)、平家みちよ、RuRu(太陽とシスコムーン)、アヤカ(ココナッツ娘。)で構成。
つんくによると押しのあるボーカルにユニットの顔的存在を集めたとのこと。
メインボーカルは安倍なつみ。
2000年4月度月間カラオケランキングで6位を獲得。
後に安倍なつみや平家みちよがセルフカバーした。
現在のハロー!プロジェクトに欠かせないコレオグラファーのYOSHIKOが初めて振り付けを手がけた楽曲でもある。
青色7
飯田圭織・矢口真里・市井紗耶香(モーニング娘。)、稲葉貴子・小湊美和(太陽とシスコムーン)、ミカ・レフア(ココナッツ娘。)で構成。
つんくによると勢いのあるメンバーを集めたとのこと。
センターポジションは市井紗耶香。
MVにはシャ乱Qのまことが出演している。
あか組4
中澤裕子・後藤真希(モーニング娘。)、信田美帆(太陽とシスコムーン)、ダニエル(ココナッツ娘。)で構成。
つんくによるとシャッフルユニットを結成するにあたって最初に選抜したユニットとのこと。
メインボーカルは後藤真希。
モーニング娘。第3回追加オーディションの課題曲。
後に後藤真希や中澤裕子がセルフカバーした。
2000年4月度月間カラオケランキングで5位、5月度月間カラオケランキングで9位を獲得した。
2001年
テーマは“夏祭り”
2001年はモーニング娘。、平家みちよ、ココナッツ娘。、カントリー娘。、メロン記念日、松浦亜弥の20人が参加し、“夏祭り”をテーマとした3つのユニットが結成された。今回からカントリー娘。、メロン記念日、松浦亜弥の3組がシャッフルユニットの企画に参加したが、中澤裕子、稲葉貴子、前田有紀、シェキドルは不参加となった。モーニング娘。の人気が絶頂期に達したことで民放各局の情報番組でも大々的に取り上げられ、『ミュージックステーション』や『ポップジャム』など7本の音楽番組に出演した。中でも『うたばん』はトークをメインとした前編とゲーム企画をメインとした後編と2週にわたって放送されるほどの高待遇であった。
リリース週は桑田佳祐「波乗りジョニー」やポルノグラフィティ「アゲハ蝶」、GLAY、三木道三と強敵アーティスト揃いだったことから三人祭が5位、7人祭が6位、10人祭が7位とやや低い順位となった。
2001年6月、モーニング娘。ら20人が夏祭りをテーマに3つの新ユニットを結成することを発表。同時に組み合わせやアーティスト写真も公開された。
同月、10人祭が富士フィルム「フジカラー」のCMに出演することが決定。
2001年7月4日、三人祭「チュッ!夏パ〜ティ」(最高5位)、7人祭「サマーれげぇ!レインボー」(最高6位)、10人祭「ダンシング!夏祭り」(最高7位)をそれぞれリリース。
三人祭
石川梨華・加護亜依(モーニング娘。)、この年にソロとしてデビューを飾った松浦亜弥というハロー!プロジェクトが一押ししていたメンバーで構成。
松浦亜弥の初期のコンサートツアーにおいてゲストと共に披露することが多かった。
2001年8月度月間カラオケランキングで3位を獲得した。
後にBerryz工房やスマイレージなどがカバーした。
7人祭
矢口真里・後藤真希(モーニング娘。)、平家みちよ、アヤカ・レフア(ココナッツ娘。)、あさみ(カントリー娘。)、柴田あゆみ(メロン記念日)で構成。
10人祭
飯田圭織・安倍なつみ・保田圭、吉澤ひとみ・辻希美(モーニング娘。)、ミカ(ココナッツ娘。)、りんね(カントリー娘。)、村田めぐみ・斉藤瞳・大谷雅恵(メロン記念日)で構成。
富士フィルム「フジカラー」のCMソング
2002年
テーマは“幸せ”
2002年はモーニング娘。、平家みちよ、ココナッツ娘。、カントリー娘。、メロン記念日、松浦亜弥、藤本美貴、石井リカの26人が参加し、“幸せ”をテーマとした3つのユニットが結成された。今回からモーニング娘。5期メンバー、里田まい(カントリー娘。)、藤本美貴、石井リカが参加したが、中澤裕子、稲葉貴子、前田有紀、ハロー!プロジェクト・キッズは不参加となった。
今回はリリースに合わせて出版社が異なる少年誌の合同表紙ジャック企画が行われ、ハッピー7が週刊ヤングマガジン、セクシー8が週刊ヤングジャンプ、おどる11が週刊ヤングサンデーの表紙を飾った。
2002年5月、モーニング娘。ら26人が幸せをテーマに3つの新ユニットを結成することを発表。同時に組み合わせやアーティスト写真も公開された。
2002年7月3日、ハッピー7「幸せビーム! 好き好きビーム!」(最高3位)、セクシー8「幸せですか?」(最高2位)、おどる11「幸せきょうりゅう音頭」(最高4位)をそれぞれリリース。
同月、『FNS27時間テレビ』にてメドレー形式で披露。
ハッピー7
加護亜依・高橋愛・小川麻琴・新垣里沙(モーニング娘。)、ミカ(ココナッツ娘。)、あさみ(カントリー娘。)、斉藤瞳(メロン記念日)で構成。
『うたばん』のトーク中に披露した“マジで 出島 マジ出島”が話題に。
セクシー8
矢口真里・後藤真希・石川梨華・吉澤ひとみ(モーニング娘。)、平家みちよ、アヤカ(ココナッツ娘。)、里田まい(カントリー娘。)、大谷雅恵(メロン記念日)で構成。
後に後藤真希がセルフカバーした。
おどる11
飯田圭織・安倍なつみ・保田圭・辻希美・紺野あさ美(モーニング娘。)、りんね(カントリー娘。)、村田めぐみ・柴田あゆみ(メロン記念日)、松浦亜弥、藤本美貴、石井リカで構成。
世界最大の恐竜博2002 オフィシャルソング
NHK『みんなのうた』6月・7月度放送楽曲
2003年
テーマは“人間が生きる上で必要なもの”
2003年はモーニング娘。、稲葉貴子、ココナッツ娘。、カントリー娘。、メロン記念日、前田有紀、松浦亜弥の23人が参加し、“人間が生きる上で必要な塩・空気・水”をテーマとした3つのユニットが結成された。前田有紀は初参加、稲葉貴子は3年ぶりの参加となったが、中澤裕子、保田圭、後藤真希、藤本美貴を除いたモーニング娘。6期メンバー、みうな(カントリー娘。)、ハロー!プロジェクト・キッズは不参加となった。
今作から3組で1枚のCDをリリースすることになったため必然的にセールス対決が消滅したが、前回に続いて少年誌の合同表紙ジャック企画が行われ、7AIRが「週刊ヤングマガジン」、SALT5が「週刊ビッグコミックスピリッツ」、11WATERが「週刊ヤングジャンプ」の表紙を飾った。当時はモーニング娘。への注目度が弱まりつつあったが、『HEY! HEY! HEY!』に出演した際は放送回のゲスト枠を独占したり、『うたばん』では2週にわたって放送されるなど絶頂期と変わらない高待遇を受けた。
2003年5月、モーニング娘。や松浦亜弥ら23人が人間にとって生きる上で必要な要素をテーマに恒例のシャッフルユニットを結成することを発表。同時に組み合わせやアーティスト写真も公開され、トリプルA面扱いでのリリースするになることも明らかになった。
2003年7月9日、「壊れない愛がほしいの / GET UP!ラッパー / BE ALL RIGHT!」(最高2位)をリリース。つんくは企画性よりも音楽性を重視したという。
7AIR
石川梨華・高橋愛・新垣里沙(モーニング娘。)、稲葉貴子、ミカ(ココナッツ娘。)、里田まい(カントリー娘。)、大谷雅恵(メロン記念日)で構成。
石川・高橋・里田・大谷のボーカルチームと新垣・稲葉・ミカのラップチームで分かれていた。
後にミニモニ。がカバーした。その際は高橋愛・加護亜依がボーカルチーム、辻希美・ミカがラップチームに分かれていた。
SALT5
安倍なつみ・加護亜依・小川麻琴(モーニング娘。)、前田有紀、松浦亜弥で構成。
リリースする数週間前に小川麻琴がミュージカル『江戸っ娘。忠臣蔵』でギックリ腰を発症したため『HEY!HEY!HEY』に出演した際には椅子に座ってのパフォーマンスとなった。
後に松浦亜弥がセルフカバーした。
11WATER
飯田圭織・矢口真里・吉澤ひとみ・辻希美・紺野あさ美・藤本美貴(モーニング娘。)、アヤカ(ココナッツ娘。)、あさみ(カントリー娘。)、斉藤瞳・村田めぐみ、柴田あゆみ(メロン記念日)で構成。
センターポジションは矢口真里。
後にミニモニ。がセルフカバーした。
2004年
2004年はモーニング娘。、中澤裕子、安倍なつみ、保田圭、後藤真希、W、稲葉貴子、ココナッツ娘。、カントリー娘。、メロン記念日、前田有紀、松浦亜弥、Berryz工房、美勇伝、ハロー!プロジェクト・キッズの総勢46人が参加する大所帯ユニットとしてH.P.オールスターズが結成された。
今作のワンコーラスのパート割りはハロー!プロジェクトの加入順から始まり、ツーコーラスは“ハロプロの顔”とも呼べる松浦亜弥→安倍なつみ→加護亜依→後藤真希→辻希美→石川梨華→藤本美貴のソロパートが続くことになった。カップリングに収録された「三角関係」(稲葉貴子・大谷雅恵・柴田あゆみ・松浦亜弥)、「好きになっちゃいけない人」(田中れいな・村上愛・鈴木愛理)は歌唱力に定評のあるメンバーがそれぞれ選出された。
2004年11月、ハロー!プロジェクト7周年を記念して総勢46人でH.P.オールスターズを結成することを発表。
2004年12月1日、「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!」(最高5位)をリリース。
同日、『FNS歌謡祭』に生出演。安倍なつみは自身の盗作騒動の影響から急遽出演を辞退することになり、歌披露前にはメンバー全員で謝罪する場面があった。
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2005年
2005年はハロー!プロジェクト総勢47人から選抜された11人が参加し、セクシー・エレガント・プリティをコンセプトとした3つのユニットが結成された。かつての最盛期のような盛り上がりは見られず、音楽番組の出演本数も3本にまで減り、メディアからの注目度も低くなっていた。『ポップジャム』や『ミンナのテレビ』では3曲合わせて約4分弱のメドレーを披露することができたことに対し、『うたばん』はゲーム企画で優勝したプリプリピンクしか歌うことができず、持ち時間もワンコーラスのみという短さだった。
2005年6月、ハロー!プロジェクトが2年ぶりにシャッフルユニットを行うことを発表。
2005年6月22日、「オンナ、哀しい、オトナ / 印象派 ルノアールのように / 人知れず 胸を奏でる 夜の秋」(最高6位)をリリース。
セクシーオトナジャン
藤本美貴(モーニング娘。)を中心に夏焼雅(Berryz工房)、村上愛(ハロー!プロジェクト・キッズ)で構成。
つんくによると今回のユニットの目玉とのこと。
2013年に公開されたハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』で挿入歌として使用された。
エレジーズ
高橋愛・田中れいな(モーニング娘。)、里田まい(カントリー娘。)、柴田あゆみ(メロン記念日)で構成。
つんくによると歌・ダンスにおいてスピード感のあるメンバーをピックアップしたとのこと。
プリプリピンク
中澤裕子、飯田圭織、保田圭、稲葉貴子で構成。
リリース直後はハロー!プロジェクトのコンサートやカジュアルディナーショー等で歌われることが多かった。
テレビ番組
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雑誌(※表紙のみ)
「週刊ザ・テレビジョン」(2001年7月13日号、KADOKAWA) - 三人祭(首都圏版)、7人祭(宮城・福島版)、10人祭(長野・新潟版)
「weekly oricon」(2001年7月16日号、オリコン・エンタテインメント)
「週刊ヤングジャンプ」(2002年7月18日号、集英社) - セクシー8
「週刊ヤングサンデー」(2002年7月18日号、小学館) - おどる11
「週刊ヤングマガジン」(2002年7月22日号、講談社) - ハッピー7
「TVガイド」(2002年7月5日号、東京ニュース通信社)
「月刊デ・ビュー」(2003年8月号、オリコン・エンタテインメント)
「週刊ヤングマガジン」(2003年7月14日号、講談社) - 7AIR
「週刊ヤングジャンプ」(2003年7月17日号、集英社) - 11WATER
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(2003年7月21日号、小学館) - SALT5
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