体は正直

今日もお腹が空き、うんこが出た。

呼吸をしていて、手と足が動く。
何の疑いもなく、洗濯機を回し、洗濯物を干す。

細胞レベルで、生きている。
人間って、私って、凄いなこんちくしょう。

歩くのが辛かった腰痛は、整形外科で言われた通りに、たまのリハビリと同じ姿勢を続けないことと早めにコルセットを使うことで悪化は防げている。なかなかしぶといぞ。

夫と息子のための来客＆タコパ。彼らにとっては気を許せる友人でも、私にとっては知人レベル。楽しかったがどっと疲れたぞ。

もう息子に任せている学校。これから卒業と入学が控えていて面談やら手続きやら保護者としてやらなきゃいけない準備がある。これは誰のためなのだ？本当に必要なのか？義務教育というシステムの中で報われない役割りをこなすのは地味にしんどいぞ。

目が疲れている。眉間がいたい。
ホルモンバランスのせいなのか？花粉のせいなのか？

リビングに飾ってみたピンク色のチューリップ。一輪挿しの可愛い空きビンに支えられ少し傾いている。随分と花びらが開いた、春だ。
なんだか今日は見ても気が晴れない。「なんかゴメン…」とチューリップに声をかける。

ホルモンバランスのせいなのか？花粉のせいなのか？3月のせいなのか？更年期のせいなのか？

誰のせいでもないか。何のせいでもないか。
細胞レベルで生きている証拠だ。こんちくしょう。

今日は彼らはそれぞれ出かけた。一人だ、しめしめ。映画を見に行こう。体と心を休めよう。細胞に穏やかな時間をあげよう。

「行ってきます！留守番よろしく」とチューリップに声をかける。あぁ、チューリップも細胞レベルで生きているのか。こんちくしょう。

足を動かす。映画館へ向かう。
お腹が空いたぞ。