【読書メモ】『約束の日 安倍晋三試論』(著:小川榮太郎)【タイトル変えました】
私個人としては、高市早苗先生には総理の椅子に是非とも座っていただきたい、その政治信条や政策の実行力、胆力等々、首相にふさわしい方と常々思っています。ただ、今時点ではいろいろと足りていないとも思います。政策立案面、そしてその実行力は問題ない、それでもまだ、党内での人脈、調整力が、不足していると思います(要は人たらし属性)。
ふと、参議院の青山さんがバックアップしてくれたら、とか思いながらも、その青山さんも、今の非常時下(令和6年能登半島地震、台湾有事、羽田空港事故等々)に岸田政権への背中撃ちをしているので、少し懸念が出てきたりもしています(言いたくなる気持ちは分かりますが、今ではないでしょうと)。そういった意味では、今この瞬間は「平時ではない」のだと後々に思い出しそうな、とか、、閑話休題。
さて、今年9月(でしたか?)には自民党総裁選が予定されていますが、仮に高市さんが総裁になられたとしても、今のままでは第1次安倍政権の時のような顛末になってしまうのではないかと、、なんて危惧を覚えながらも思い出したのが、小川榮太郎さんの『約束の日 安倍晋三試論』との一冊。
つい先日、日経平均株価が1990年以来に約34年ぶりの高水準を更新したとのことで、2012年の悪夢の民主党政権時代に「8,000-9,000円前後」をウロチョロしていたことを考えると隔世の感もあります。もう少ししたら可処分所得も増えてくるとよいなと思いながら、、そういや、第1次安倍政権時代(2006年9月~2007年9月)にも株価は21世紀に入ってからのそれまでの最高値(18,261円)を叩き出していたよなぁ、とか思いだしたりも。
そしてこの他にも、この第1次安倍政権の一年間での功績はすさまじいものであったのですが、非業の死を遂げられた今現在(2024年)になっても、不思議と語られる事はありません(オールドメディアはもとより、自称保守の右翼全体主義団体の輩も含めて)。
ざっと思い返すだけでも、、
就任3カ月で、教育改革(ゆとり教育の見直し)と防衛庁の防衛省への昇格を実現
就任早々から各国との外交を精力的にこなし、インド、オーストラリアなどの民主的な、"普遍的価値観を共有できる国々"との関係を強化(価値観外交、自由と繁栄の弧)
経団連の圧力に負けずにホワイトカラー・エグゼンプションの対象者を年収1000万円前後で踏み止める(当初は400万前後というアレな内容でした)
一方で、企業側に非正社員の社会保険と厚生年金の適用を認めさせた
児童福祉と子育て手当てとフリーター自立支援を予算に設けつつ、国債を減らして財源建て直しをスピードアップさせた
北朝鮮制裁を法の厳格な適用をもとに強化して朝鮮総連をガサ入れ、また、北朝鮮の資金源の一つであるパチンコ屋を税務調査の波状攻撃で締め上げた
貸金規正法を改正してグレーゾーン完全廃止で悪徳サラ金業者を締めだした
「女系天皇容認」を白紙に戻し、世界最高峰に位置付けられる天皇家の権威を守った(なお外交プロトコル的に、天皇陛下はローマ法王と同格以上だったりします)
「日本海」を「平和の海」に改名しようと提案した某国大統領のアレな要求をさくっと拒否
年金記録問題も、元をただせば、民主党(現・立憲民主党)の支持母体である自治労の巣窟・社会保険庁の不手際だったにもかかわらず、最速・最適な事案として対応
その他にも、人権擁護法案を凍結し日本国民の言論と表現の自由を守ったり、在日や凶悪犯罪を取り締まる共謀罪成立に全力をあげたり、日本版NSCを企画し防諜体制の確立を図ったり、、とまぁ、数え上げればきりがないのですが、通常であれば、これらのうちの一つでも成し遂げれば、内閣としては十分に評価される実績だったと、今現在でも思います。
2006年当時、あまりに速い、それも拙速ではなく重みを持っていた速さだっただけに、既得権益者(敗戦利得者)からすれば、まさしく悲鳴を上げながら、真っ青になりながらの、必死の抵抗であった事は想像だに難くありません。その代表格は「アサヒる(=捏造する)」で有名な朝日新聞社とその仲間達、しかも「社是」として全社を挙げて安倍氏を叩いており、これは今に至るまで続いています、少なくとも、不偏不党を掲げるジャーナリズムのやることではないでしょう。ここまで来ると、もはやかける言葉もなく、関わりたくない輩の一つでもありますが。
『約束の日 安倍晋三試論』には当時、語られなかった「真実」がちりばめられています。決して表層の事実だけではうかがい知ることのできない「真実」が。もちろん著者の小川さんご自身の想いを元に構成した内容である以上、全ての人に響くものとは言い切れません。だからこそ、真逆な「安倍を潰すことは社是」と言い切っていた「アサヒとそのゆかいな仲間たち」と並べておくのが必要かと。
両論を並べてみてどちらに「理」があるか、自らの思考で判断していくべきでしょうし、個人的には、これは「日本人」という本質を融解させて、滅ぼそうとしている、アサヒ、日教組、自治労等々に代表される敗戦利得者との「思想戦」だと、位置づけています(最近では公金チューチュー問題とかも入ってきてますかね)。
今でも折々で思い出す、インド国会での安倍さんの演説です、普遍的価値観(民主主義、自由、人権、法の支配、市場経済)の共有こそ大事、その軸からブレずに、惑わされることなく、自身の言葉で綴っていきたいところ、です。
そして2024年現在、今の岸田政権の実績も凄まじいものであると思います(ちょうどSNS上で分かりやすいまとめ画像があったので引用しておきます、まずかったらご指摘ください)。
ここ最近、岸田政権へのネガティブキャンペーンが度を越し始めているのは、アサヒなどに代表される既得権益者(敗戦利得者)にとって、不都合な実績を積み重ねている証左ではないでしょうか、安倍政権の時以上に(右翼全体主義者までもがアッチ連中に迎合しているのには呆れるばかりですが)。しかしながら、彼らが病的に反対していることは日本国民にとっては良いことであるのは、言を待ちません。
政治家は結果でのみ判断すべきと思います。今の非常事態への対応速度、内容、指示系統等々の調整力も含めて、私は岸田さんに感謝していますし、評価しています。今この時期に、岸田政権でよかった、と。
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