【読書メモ】『淋しい狩人』(著:宮部みゆき)
今年もまたこんな季節に、、古本屋こそセレンディピティを期待して回りたいなぁ、一度、噂の「BOOK HOTEL」も泊まってみたいのですよねぇ、、なんて『淋しい狩人』との一冊を思い出しながら。
とある都内の古本屋を舞台にした、連作短編集。本をきっかけとした日常系のミステリーといったところで、『ビブリア古書堂シリーズ』とも同じ構成ですが、ちょっと異なっているのは実在しない本も題材となっている点でしょうか。
中でも作中作の「うそつき喇叭」が印象的で読後に探してしまいました。こちらは創作の可能性が高いようですね、まぁ”絵本"としてみるとなかなか子供には読ませにくいテーマですけども。
テンポの良い文体はさすがの宮部さんって感じで、結構重めのテーマな話も多いのですが一気に読めました。そのうち祖父になる日が来るのだろうか、、なんて考える年になってしまったなぁ、なんて風にも考えながら。
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