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【読書メモ】『葉桜』(著:橋本紡)

福島市の高校生が福島県内に住む書道家と一緒に、7月27日から2日間、東京でパフォーマンスを披露する。書道で福島の魅力を全国に。3回目の挑戦だ。

出典:「福島市の高校生が"旅する書道家"とコラボ 書道で福島の魅力を発信 27日から東京でパフォーマンス披露」
(「福テレ」2024年07月26日)

そろそろ桃の季節、毎年大学の友人に福島産をお願いしているのですが、今年もそろそろだなぁ、なんて思いながらふと目についた記事。私は字についてはいわゆる金釘流で書道は苦手以外の何物でもないのですが、字が綺麗な方は凄いなぁ、とひたすらに。

なんて今の季節ともあいまって思い出したのが『葉桜』との一冊。確か図書館でのブラウジング中に手に取った覚えがあります、書道を題材にした、一つの恋の物語。

葉桜の意味するところは初夏という季節なのか、それとも少女から女性へと変わりゆくその過程、なのでしょうか。

誰彼刻、夏の夕暮れに包まれて、BGMは蜩の声、描かれるのは、年上への憧れや10代の不安定さ、そして、瑞々しさ。

そんな中で、大分感性的ではありますが、和歌を“書”でやり取りすることで紡がれる、人の想い。その穏やかさもどこか心地よかったなぁ、なんて思いながら。

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