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自分の性格は自分じゃわからない説

あなたは自分の性格ってなに?って聞かれた時に、これとはっきり答えることができるだろうか?

よくある心理テストで「心配事が多い方である、Yes or No」みたいな質問があったとする。

その時の自分の持ってる悩みの種類や数にもよるだろうし、なんなら他の人が普通はどれくらい悩みを持ってるかなんて知りようがない。

だから、結局その場の勘で答えることが多いと思うんだけど、自分が悩みを絶賛抱え中だったらYesと答えるだろう。

性格、もっと言えば人の特徴って他の人と比べて初めて確立されるものだと思う。

真面目な性格なのは、真面目じゃない人がいるから。

心配性な性格なのは、楽観的な人がいるから。

人類が全員楽観的だったら、楽観的って性格は生まれない、ちょっと哲学的な話になってきた。

でも最初に言った通り、他人が自分と比べて心配事が多いのか、楽観的な考えをしがちなのか、それはどうしてもわからない。

性格は他人を基準に決定されるものだったのに、他人がどんなものかわからない、そう考えると自分の性格ってどうしても把握できないものなんじゃないかって思い始めた。

一度友達に自分のいいところを5つ挙げてと言ったことがある。

その友達は長い付き合いがある友達なのだが、5つのうちの1つに「裏切らない」という答えが帰ってきた。

裏切らないってなんだ?と思って他の友達に聞いたところ、それってかなり嬉しい褒め言葉じゃない?と言われた。

僕は友達が多い方ではないが、仲の深い友達はそこそこ多い。

よく言う広く浅く、ではなく狭く深くって方だと思う。

そんな僕なので、裏切らないってわりと当たり前だと思ってた。

でも他の友達によると、それってかなり褒め言葉らしい。

いろんな意味で裏切ってくるやつはたくさんいるらしい。

僕は裏切る側になったことが確かにないと思うので、まさかそれが自分の長所になってるなんて思いもしなかった。

嬉しいというか、他人じゃないとわからないことってあるんだなって思った。

まあ性格もこんな感じだろう。

他人に一回自分の性格ってどんなんって聞いてみてほしい。

自分の予想通りの答えが返ってくる分にはつまらないからスルーでいい。

大事なのは、え?そうなの?ってなる答えだ。

その人はあなたを他の人と比べて自分の気づかない”突出してる部分”を性格として表現してくれたと考えることができる。

そう考えると性格を聞くことって他者の目をサクッと借りれて、自分の”突出してる部分”を見つけることができるかもしれない行為であると気づく。

突出している部分っていうのはいい意味でも悪い意味でも両方だ。

さっきの裏切らない、はいい意味だろう。

人の意見を否定から入る、みたいな案外自分では気づけないようなところもあるかもしれない。

良い性格はしっかり温めて、悪い性格はなおせる部分だと考えることができたら、自分の性格を他人にきくことはかなりメリットのある行為だと思われる。

てことでこれを読んでる皆さんも是非、自分の性格を他の人に聞いてみてほしい。

多分聞かれた相手も、え、じゃあ自分の性格はどんなん?って気になるだろうからそれをしっかり考えた状態で臨んであげるとデキる人感が出るからおすすめ(笑)

まとめます。

僕の性格ってどんなの?


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