---人生のレシピ--- とにかく、とりかかれば 心が燃え上がるし、 続けていれば仕事は完成する。 ヨハン・ゲーテ
------メッセージ-------
心理学では「刺激ー反応」理論というものがあり、私たちは何かの刺激=状況や出来事に反応して行動しているという説だ。
7つの習慣で有名な、スティーブン・コビー博士は
研究の最中、その理論にあることを発見する。
それは、刺激と反応の間には、「スペース」があるという説だ。
そう、「スペース」。
スペースとは私たちが反応をする前に、
「選択」をする余地があるということ。
この発見には、
私たちの人間関係において、
とても大切なもの。
何か行動する起こす際に、
「ウッ」とくるような
フラストレーションを感じても、
すぐに反応するのではなく、
5秒待って、
「今、何が最善なのか」を考え、
行動を選択できるということ。
対人関係において、
この「スペース」はとても重要。
自分の行動が「出来事」や「他人の行動」に
支配されている人がたくさんいる。
しかし、事実は「自分が選択」している。
「ウッ」ときた直後に自分が行動を選んでいるのだ。
コップの水がこぼれても、
「怒る」のではなく、
「笑う」選択は可能である。
相手の失敗についても、
「厳しく叱る」のではなく、
「親切に教える」選択は可能。
どちらの選択が、
最終的にお互いのWinWinになるのかを
私たちは「考え」「選択」する
その5秒間を与えられている。
5秒間といえば、とても短いように
思われるが、
たとえば、プロバスケットの試合であれば、
接戦の試合で残り5秒あれば、
作戦タイムをとり、
十分に逆転を狙えるだけの時間だ。
あなたもコミュニケーションにおいて、
作戦タイムをとりながら、
より良い行動を選択していこう。
ドイツの詩人ヨハン・ゲーテは、
彼は学生時代、何度も恋をして、
何度も失恋した。
22才、学業を終え、
弁護士になってからも、
熱烈な恋に落ちる。
叶わぬ恋を予感しながらも、
彼は彼女への想いを
手紙にして何度も送ったそうだ。
しかし、その想いは届かずまたも失恋。
彼はその苦悩の日々を
ノートに書き綴る。
25才、その体験は小説となり、出版されることに。
そしてその小説は若者から熱狂的な支持を受けた。
彼はこの本をきっかけに
執筆をライフワークとした。
そして、60年かけて完成された
1万2千行に及ぶ大作「ファウスト」を
82才で亡くなる、前年まで書き続ける。
私たちは何かを決断することは
ある意味、得意かもしれない。
しかし、その後の行動を、
即座に起こし、
そして、継続していくことは
苦手な人が多いようだ。
継続している人の秘訣は、
ネガティブな感情が起きても、
その感情に反射的に反応するのではなく、
思考をコントロールして、
より良い行動を選択すること。
行動し始めれば、やる気は出る。
Motion(行動)の後にEmotion(感情)
がついてくる。
とりかかりましょう。
夢の一歩を今、
スタートさせよう。
小さなことから人生は
大きく変化していきます。